卒後センター研修医・教員ブログ
2026年10月16日更新
「第2回K-CROSSに参加しました!」
副センター長の宮内です。
先月9月17日に初開催された「K-CROSS(ケイ・クロス)」。その第2回が、10月15日(木)に開催されました。
まずは、この「K-CROSS」について、簡単におさらいしておきます。
■ K-CROSSとは?■
2026年度から臨床研修制度に導入された「広域連携型プログラム」に関連して、京都大学医学部附属病院と連携する全国7病院に京大病院を加えた、計8病院による合同カンファレンスが立ち上がりました。それが、K-CROSS(ケイ・クロス)<Kyoto Consortium for Residency Outreach and Shared Studies> です。
各病院から「診断・治療に苦慮した症例」が提示され…
① 現病歴から、どのような鑑別疾患を挙げるか?
② 確定診断のために、どのような検査が必要か?
③ 診断後、どのような治療方針を立てるか?
…といった問いが、クイズ形式で投げかけられます。
全国8病院をWebでつなぎ、各病院が15分程度の持ち時間で症例提示やディスカッションを行う、研修医参加型の新しい症例カンファレンスです。
《参加病院》
京都大学医学部附属病院(京都府)
八戸市立市民病院(青森県)
総合南東北病院(福島県)
水戸協同病院(茨城県)
利根中央病院(群馬県)
松波総合病院(岐阜県)
宮崎県立宮崎病院(宮崎県)
宮崎大学医学部附属病院(宮崎県)
《開催日程》
第1回:2026年9月17日(木)16:00~
第2回:2026年10月15日(木)16:00~
第3回:2026年12月17日(木)16:00~
第4回:2027年2月18日(木)16:00~
第1回では3病院から症例が提示され、非常に学びの多いカンファレンスとなりました。
■ 第2回は5病院から症例提示■
そして、今回の第2回です。テーマは第1回と同じく「診断・治療に苦慮した症例」。
今回は5病院から症例が提示され、宮崎大学からも発表を行いました。
《第2回の症例》
① 利根中央病院「高血圧緊急症」
② 宮崎県立宮崎病院「神経サルコイドーシス」
③ 水戸協同病院「若年者の咽頭痛=扁桃周囲膿瘍」
④ 八戸市立市民病院「大動脈解離」
⑤ 宮崎大学医学部附属病院「HIV感染症に合併した悪性梅毒」
■ 宮崎大学からは宮田夏月先生が症例提示■
宮崎大学からの症例「HIV感染症に合併した悪性梅毒」を発表したのは、本院2年次研修医の宮田夏月先生です。
症例をわかりやすく提示しながら、参加者にクイズ形式で問いを投げかけ、さらに質疑応答にも的確に対応されていました。実は私、宮内も宮田先生のすぐ横に座り、いざというときには「助け船」を出せるよう、準備万端で待機していました。ところが、助け船のエンジンを始動する間もなく、発表は無事終了。宮田先生の堂々としたプレゼンテーションに、私の出番はまったくありませんでした(笑)。頼もしい限りです。
■ リアルタイムのコメント機能で、さらに臨場感のあるカンファレンスに■
今回の第2回からは、新たな試みとして、参加者一人ひとりがQRコードを読み取り、専用チャンネルを通じてリアルタイムにコメントや質問を投稿できるようになりました。
これにより、発表をただ視聴するだけでなく、全国の研修医がその場で疑問や意見を共有できるようになり、双方向のディスカッションがさらに活発になりました。
画面越しでありながら、まるで同じ会場に集まっているかのような臨場感があり、発表者や参加者の息づかいまで感じられるカンファレンスになってきたように思います。
本院から参加した研修医たちも、スクリーンに映し出される症例を見つめ、ときには手元のスマートフォンでコメントを確認しながら、熱心に学んでいました。

■ 次回は12月17日(木)開催■
今後の開催予定は、
第3回:2026年12月17日(木)16:00~17:00
第4回:2027年2月18日(木)16:00~17:00
となっています。
そして、第4回では、再び宮崎大学に症例提示の順番が回ってきます。
全国の研修医と一緒に考え、学び、意見を交わすことのできる貴重な機会です。
研修医の皆さん、ぜひ積極的にご参加ください!
(文責)宮内俊一
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