宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2025年06月03日更新

研修医ブログ

 皆さんこんにちは。研修医として働きだして約2カ月、ようやく少しずつ業務に慣れ始め、生活習慣も掴めてきたと感じています。

 私が5月に回っていた診療科ではルート確保(点滴を行うため静脈に針を留置し固定する)の機会が多く、1か月間である程度手技が上達したように思います。『診察と手技が見える vol.2』等の該当項目を読みながら、次はどうすればもっと上手くいくかを考え実践することが、成功率アップに繋がったと思っています。とはいえまだまだ苦手な部分も多く練習が必要なのが現状です。私がこれまで回った診療科では採血やルート確保の際にディスポーザブルの駆血帯を使うことが多かったのですが、これはベルトのようになっているものではなく、患者さんの腕に自分の手で巻き付けて駆血を行うものです。巻いた時の締まり具合が十分でないと上手く駆血されず、静脈が十分に浮き出てこない場合があります。静脈が上手く見つけられない場合は駆血帯を巻き直すと上手くいくということが結構ありました。「手技が成功するかは準備をする段階で8割くらい決まる」という先輩医師の言葉を思い出します。他にも手技を行う時の自分の体勢、患者さんの体勢、ベッドの高さ、部屋の明るさなども、成功率に影響すると学びました。
 
 手技に関しても診療に関しても、教科書で読んだことを受け持ちの患者さんに当てはめて考え、どうすればよいかを判断するということが、少しずつできてきていると感じます。それに先輩の先生方のアドバイスなどを加え、自分なりの最も上手くいくやりやすいやり方を探っていきたいと思います。
 
                                 研修医 (匿名)

 

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.48

2025年5月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!

バックナンバー»