卒後センター研修医・教員ブログ
2017年10月20日更新
【報告】10月12日、第6回教育カリキュラム『これであなたも“血ガス”が読める!』開催
10月12日、第6回教育カリキュラムを開催しました。
本日の講義は『これであなたも“血ガス”が読める!』でした。
講師は、卒後センター長の小松弘幸先生。
腎臓内科医の小松先生は、酸塩基平衡についても専門家です。
症例1:PH 7.22、PCO2 20mmHg、HCO3 8mEq/L、Na 138mEq/L、K 2.2mEq/L、Cl 118mEq/L (←これ実際の講義の時の問題です!)。
さらに症例2〜4と、合計4つ問題を提示。
acidemiaとacidosisの違い、代謝性か呼吸性か、Anion Gapの計算方法、代償性変化の範囲内かの求め方と、順々に数値を求めて判断していくやり方を教えていただきました。
日頃、よく行う検査ですが、特に状態悪い患者さんの血ガスは、データを見て瞬時に判断しないといけませんよね。
即座に判断できる『瞬発力』を身につけるために研修医の皆さんにとって、素晴らしく良いレクチャー&トレーニングだったと思います。
小松先生、本当にありがとうございました。
(中島)