卒後センター研修医・教員ブログ
2014年12月15日更新
宮崎大学にてJMECC (ジェイメック)を開催します
膠原病感染症内科・宮内俊一です。
2015年1月10日(土)に、宮崎大学にてJMECC (ジェイメック)を初めて開催いたします。
	「JMECCって何?」って思われた方が多いかと思います。
	JMECCは、「Japanese Medical Emergency Care Course(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)」のことで、日本内科学会基準の救急蘇生講習会です。
若手内科医が将来専門医なるためには、このJMECC受講は今後、必須の要件となります。
	また、大学病院としては、
	「JMECC開催を認定教育施設の認定基準と位置づける」
	「少なくとも年1回は開催すべし!」
	というお触れが2013年7月に出ておりまして、これはすなわち、
	「開催しなければ内科教育施設としての認定が取り消される!」
	という可能性を意味しています。
こいつは大変だ!ということで、宮崎大学では4つの内科講座が協力して『宮崎大学JMECC実行委員会』を立ち上げて、現在に至るまで急ピッチで準備を進めているところです。
	“4つの内科が協力してひとつのプロジェクトを立ち上げる“
	実は今まであまり例がなかったことかもしれません。
	正直申しますと、教育施設の認定云々のことなので大学病院全体の問題として扱ってほしいのですが、とにもかくにも時間がありません。4つの内科が何とか手を携えて今年度内に初回の講習会を実施しなければなりません。
	具体的には、他施設よりJMECCディレクターなる指導者をお招きして開催することになるわけですが、
	「そもそも毎年開催するのに、毎回他施設より指導者をお招きするわけにはいかないよなぁ」
	              ↓
	「それじゃあ、自前で指導者を育成しなければならない!」
	、、、ということで、内科4講座の“有志”が、東京をはじめ各地の開催施設に出向いてJMECC“受講”と“指導”経験の蓄積を続けています。これが結構大変(汗)。しかも宮崎大学におけるJMECCの開催準備と並行して行わなければならないのですから。
	いまのところ、来年1月10日開催分については、
	 ・13名の指導者(熊本大学や産業医科大学や宮崎市消防局より応援あり)
	 ・10名の受講者(全て当院内科所属の若手医師)
	の募集・選定が終了しております。
	なんとか平成26年度内に第1回目のJMECCを開催することができそうです。
	我々としては、若手内科医の皆さんが他県の施設に行くことなく、宮崎大学でJMECC受講が済ませられるようにしたいと思っています。
	そして、宮崎大学病院が教育認定施設であり続けられるように、定期的にJMECC開催ができるようにしていきたいと考えています。これって「剖検数が少なくて認定施設としての資格維持が厳しい云々」の話しと同等の、重い課題だと思っています。
	それには、宮崎大学内にJMECC指導者がいなけりゃ話になりません。毎回毎回、他施設から指導者をお招きするわけにはいきません(指導者の数も限られており、全国の教育施設の間で取り合いになってます)。
	ですので、すでに内科認定医/専門医になっている方々には、今度は指導者になるべく、JMECCを受講して頂きたいと考えています。さらにアシスタントインストラクターとしてJMECCや各地で行われているICLSに参加して頂き、指導経験を積んで頂きたいと考えています(あまり熱く語りすぎると、ひいちゃうかなぁ)。
	そのためにはJMECC見学は大歓迎です。いつでもお問い合わせ頂ければと考えています。
ま、そんなこんなで慌ただしく過ごす、師走の日々です。
↓見学希望の方は、以下まで↓
	連絡先:宮崎大学医学部内科学講座JMECC実行委員会
	      鶴田敏博 ttsuruda@med.miyazaki-u.ac.jp
	      安倍弘生 hiroo_abe@med.miyazaki-u.ac.jp
	      有村保次 yasuji_arimura@med.miyazaki-u.ac.jp
	      宮内俊一 shunichi_miyauchi@med.miyazaki-u.ac.jp
	 
	
	

2025年7月発行!大学病院ならではの研修医体験記、研修医の学会受賞など、卒後臨床の今をお伝えします!