6月22日、今月の筋生検です。

 

先月と同様、執刀は金丸先生、固定は宮本先生でした。今日は当科をローテーション中の学生さんに、宮本先生から生検筋の凍結固定までの過程をレクチャーしてもらいました。みんな熱心に耳を傾けていました。

 

 

その後、詳細な診断用として他機関に送付するため、ディープフリーザーに保管します。そして、大まかに評価するため一部は自分たちで染色します。主に、Hematoxylin and Eosin染色、Gomori trichrome変法、NADH-TR染色をします。まずは凍結した組織をクリオスタットで薄切りします。その切片をスライドガラスにのせて、染料に浸して色を付け、その後アルコールやキシレンにチャプチャプ浸して脱水、透徹します。そして、封入したら、組織標本スライドの出来上がり、いざ顕微鏡で観察です。確定診断には特殊な染色などが必要となり、当科では他機関に検体を送付していますが、Hematoxylin and Eosin染色こそ筋生検では最も基本的でありながら超重要になります。筋生検診断の80%がこの標本でつくと書いてある教科書もあるくらいです。当科で研修した際には、ぜひ経験してみてください!

 

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