神経内科(脳神経内科)とは

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神経内科(脳神経内科)は、脳、脊髄、末梢神経から筋肉にわたる疾患を担当する分野です。
以下の代表的な疾患があります。

  脳血管性障害
  感染症(髄膜炎、脳炎など)
  神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)
  脱髄性疾患(多発性硬化症など)
  末梢神経障害(ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎など)
  筋疾患(筋ジストロフィー、筋炎など)
  発作性疾患(頭痛、てんかんなど)

 1分1秒を争う救急疾患(救急患者内訳)から、患者さんと寄り添う慢性疾患まで、幅広い疾患が対象になります。神経学的診察を身につけるには、多くの症例を経験するだけでなく、優れた指導医のもとで研修することが大切です。

 私たちの病棟では呼吸器内科や内分泌代謝内科も含めた全体的なカンファレンスや回診を週に1回、また神経内科単独で週に2回行っています。研修医の先生も含めた屋根瓦式の指導で、上級医にも相談しやすい環境です。脳神経外科、整形外科、精神科あるいは一般内科とも関連がある病気も多く、他の診療科とも連携した医療を行っています。

 神経内科診療の基本であるベットサイドでの神経診察から論理的に病巣を推測し、最終的な診断に至る過程において、検査による診断技術も欠かせません。当科では指導医のもと神経生理検査(脳波、筋電図、誘発電位検査)による診療技術を取得することも可能です。また、必要に応じて当科で筋生検を行い、病理組織の評価を行います。画像読影についても定期的に行っている放射線科とのカンファレンスにより知識を深めることができます

 また毎週金曜日の7時30分からは、学生と初期研修医を対象に神経内科レクチャーを行う「PANの会」を開いています。ケース・スタディーを通してわかりやすく神経疾患を解説し、レクチャー後はみんなで美味しいパンを食べます♪

大学病院以外にも、関連病院での勤務を通して幅広く経験を積むことができ、神経内科専門医の取得にもつながっています。

 頭痛やめまい、痺れなどのCommon diseaseから、稀な難病まで扱う神経内科。高齢化が進んでいる現在、患者数は脳卒中120万人、てんかん100万人、頭痛は1000万人に上ると言われています。しかし、神経内科専門医は充足しているとは言えず、ここ宮崎においても神経内科不在の中核病院が多数あります。治る病気が増えている神経内科、その学問的面白さは無限大です。ぜひ、当科で研修を行い、一緒に宮崎を支える神経内科専門医を目指しませんか?

 当科の医局員紹介はこちらへ

 宮崎大学附属病院神経内科外来については、以下を参照ください

 受診の仕方について
 神経内科外来について

 診療内容については、こちらを参照ください

 日本神経学会のHP
 宮崎大学附属病院診療内容

神経内科臨床の検査手技
神経内科は、手技が豊富な科でもあります。そのいくつかを以下に紹介します。

● 腰椎穿刺

髄液は髄膜(脳・脊髄を保護しており外側から硬膜・クモ膜・軟膜という3層構造をとっている)の中ではくも膜と軟膜の間に包まれて常時150 mlほど存在しています。一般髄液検査では、髄液の外見や出ている細胞の種類や数、蛋白、糖を調べることによって、 髄膜炎や脳炎などの診断や治療効果判定に役立ちます。当科では外来もしくは入院患者さんに実施します。神経内科以外にも、脳神経外科、小児科、救急科などでも実施します。

● 神経伝導検査

神経伝導検査は、末梢神経の伝わり方を検査する方法です。末梢神経の機能を直接検査することができるため、例えばギラン・バレー症候群などの病態を直接診断することが可能です。患者さんに対する負担も軽く当科でも頻繁に実施します。

● 針筋電図検査

針筋電図検査は、筋力低下の原因がどこにあるのかを特定する検査法です。細い針ですが、直接患者さんの筋肉にさして検査しますので、患者さんの負担は小さくはありません。そのために、検査不十分で再検ということのないように、慎重に実施します。頚椎症・腰椎症による筋力低下と筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患による筋力低下を鑑別するのに有用です。

● 誘発電位検査

誘発電位検査として、体性感覚誘発電位、視覚誘発電位、聴性脳幹反応、中枢運動伝導時間などの中枢神経系の機能を評価する検査を行っています。これらの検査を組み合わせることにより、病態解明に一歩ずつ近づくことができます。

● 脳波検査

てんかんの診断、脳機能の評価に実施します。当院では、中央検査室の技師により実施されることが多いですが、若い医師は病棟において経験として脳波記録を実践します。脳死判定の際にも必要となります。

● 筋生検

筋疾患であると診断することは、神経診察、針筋電図検査で可能ですが、その原因がなにかを特定するためには、筋生検が必要となることが多いです。筋生検の標本は特殊な処理方法が必要となるために当科では神経内科医が生検を実施し、処理します。検体の一部は専門機関に郵送し、診断を仰ぐことも実施します。

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