宮崎大学医学部付属病院 卒後臨床研修センター

卒後センター研修医・教員ブログ

2025年04月03日更新

【報告】「宮崎県研修医合同基本手技実習に参加しました!」

4月2日(水)、新研修医オリエンテーションの2日目が行われました。

午前中は、宮崎大学の医科・歯科研修医が「医薬品の取り扱い」「臨床倫理」「SNSをめぐる情報モラル」「電子カルテの操作」といったテーマで、他の医療職採用者と合同で講義を受けました。

 

午後は、本学医学部の臨床技術トレーニングセンターにて、「宮崎県研修医合同基本手技実習」に参加しました。

 

この実習は、宮崎県臨床研修・専門研修運営協議会の主催で行われ、県内の基幹型臨床研修病院に所属する新研修医(医科60名+歯科1名=計61名!)が一堂に会し、臨床現場ですぐに求められる基本的な医療手技をシミュレーション形式で学ぶ機会となっています。会場は宮崎大学医学部ですが、まさに「All Miyazaki」体制での研修医育成の場といえるでしょう。

 

新研修医61名は5つのグループに分かれ、

①静脈採血

②静脈路確保

③筋肉注射/ルート作成/アンプルカット

④動脈採血

⑤縫合

の5つのブースをローテーションで回りました。

 

各ブースの持ち時間は30分と短いながらも、それぞれのスキルに集中して取り組む姿が印象的でした。新たに技術を学ぶというよりは、学生時代の実習で身につけた知識・技術を再確認し、記憶を呼び起こす時間になったようです。参加した研修医たちは、緊張感の中にも真剣な表情でスキルの習得に臨んでいました。

 

今回の実習指導は、会場が宮崎大学医学部であったことから、本院の卒後臨床研修センターが全面的にバックアップ。本センターの教員をはじめ、一部の専攻医、さらに4月1日時点で本院に在籍している宮崎大学および他の基幹型病院所属の2年次研修医が指導にあたりました。

 

指導医の監督のもと、若手医師が後輩の研修医を指導するという「縦のつながり」に加え、県内すべての新研修医が集まり実習を受けることで、「施設を越えた横の連帯感」も感じられる貴重な機会となりました。

 

全行程終了後には、新研修医・2年次研修医・指導医がそろって記念撮影を行い、参加者全員の笑顔が実習の成功を物語っていました。

最後に、指導にあたっていただいた先生方に、卒後臨床研修センターを代表して心より御礼申し上げます。

来年も本企画が同様に開催されることを、心より願っております。

 

(文責)宮内 俊一

センターひろば

卒後臨床研修センター通信vol.47

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