若手ドクターの声
堀之内 裕美

熊本県出身、宮崎大学卒業、放射線科入局1年目の堀之内です。中学高校は帰宅部、大学時代は空手部・合唱部に所属していました。
私が放射線科を選択したのは「画像から得られる情報を余すところなく知りたい」と思ったからです。
研修医の頃は読影に苦手意識がありました。自分ではしっかり画像を見たつもりでも上級医に新たな所見を指摘されることも多く、「患者さんに適切な医療を提供するために自信を持って読影できるようになりたい」と強く思いました。苦手意識を克服するために、研修医時代に1ヶ月間、放射線科で研修をさせて頂きました。やはり最初は難しく、わからない事ばかりでしたが、指導医や他の先生方の丁寧な指導のおかげで少しずつ読影出来るようになりました。すると読影が楽しくなり、もっと画像が読めるようになりたい、上級医のように画像診断で他科の先生をアシスト出来るようになりたいと思うようになりました。そんな思いから放射線科医を志し、学生時代を過ごした宮崎で働きたいと考え入局に至りました。半年が経ちますが、当科の先生方は優しく頼りになる方ばかりで日々楽しく勉強させていただいています。
放射線科といえば読影のイメージが強いと思いますが、当科では、IVR、放射線治療、核医学などの幅広い分野を学ぶことができます。3カ月ごとのローテーションで、それぞれに違った面白さがあり、学ぶ度にその面白さに惹かれてしまいます。また、臨床から遠ざかってしまうのでは?という心配もあるかと思いますが、読影をするには疾患の背景や経過、治療方針を把握していなければいけないのはもちろんのこと、撮影時には依頼医の求める情報を最大限引き出せる撮影条件を考えたり、特にIVRや治療では他科の先生方と連絡を取り合うなど、臨床に関わった業務を行なっています。
放射線科の魅力は沢山あります。少しでも興味のある方は、是非、見学に来てください。お待ちしています。