脳神経内科の宮本です。桜の開花が待ち遠しいこの時期ですが、先日九州大学で行われました第243回 日本神経学会九州地方会に参加してきました。

今回は「神経症状発症前に神経伝導検査で異常を検出し得たCANVASの1例」の発表をさせていただきました。CANVASは失調を来す稀な遺伝子疾患ですが、典型的な症状を呈するまで長期経過をたどることが知られています。今回は、当科で偶発的に長期経過が追えた一例の報告でした。

 

今回は脳神経外科との合同開催でしたので、合同セッションでは外科的な症例の検討もあり、非常に有意義な学会でした。また普段の診療にも生かしていきたいと思います。