こんにちは。脳神経内科の武田です。

今回の九州地方会は、研修医1年目の長濱先生が、演題「筋病理から神経筋接合の異常が示唆されて診断に至った抗横紋筋抗体陽性筋炎の一例」を口演しました。僭越ながら、私も指導医として発表準備から、当日のサポートまで携わらせていただきました。

 

非特異的な筋炎症状のみを呈した症例でしたが、筋病理で神経筋接合部の異常が示唆さされました。MG合併例では重篤な経過を辿る症例も報告されているなか、本例は初期治療に対して良好な反応を示しました。引き続き今後の経過を慎重に観察するとともに、病理学的検討を深めていこうと思います。私も、発表経験が少ない中、至らない点も多かったと思いますが、長濱先生自身のポテンシャルで乗り切っていただけました。多くの質問もいただき、さらに考察を深める必要があると感じました。とても有意義な時間となったと思っております。

 

今回の地方会はWeb開催でしたので、学内のカンファレンスルームを使用しての発表でした。現地開催ですと演者と指導医のみの参加になりがちですが、今回はWeb開催とうこともあり、脳神経内科の諸先輩方に加え、研修医の先生方も応援に駆けつけてくれました。知識のアップデートの合間に、素敵なランチとデザートをみんなで楽しむことができました。

 

長濱先生、発表お疲れ様でした。応援に駆けつけてくれた先生方、ありがとうございました。

 

本地方会を主催いただいた久留米大学脳神経内科の先生方に心から御礼申し上げます。