日本動脈硬化学会(宇都宮、2023年7月8, 9日)で研究発表を行いました。
・中村 恵理子「動脈硬化プラークの不安定化における代謝物コリンとその細胞内輸送タンパクの関与」(ポスターセッション)
山下教授が、シンポジウム「血液凝固XI因子:その機能と阻害薬の最新知見」において、座長を務められ、同セッションにおいて口演されました。
・山下 篤「血液凝固XI因子の止血や血栓形成における機能」(シンポジウム)
国際血栓止血学会 (ISTH2023) で発表を行いました
症例報告:癌関連静脈血栓のMRIと病理組織像の対比
魏峻洸助教らは、胃癌患者の剖検症例より得られた下大静脈血栓に対し、体外MRI像と病理組織の比較検討を行い、T1強調画像、T2強調画像によって、血栓組織と癌成分を区別することが可能と考えられた症例を報告しました。
本報告は、日本循環器学会の公式誌であるCirculation Reports に掲載されました。癌関連静脈血栓塞栓症に対するMRIの報告は少なく、重要な知見と考えられます。
以下のリンクよりご覧いただけます。(Open access です)
症例報告:十二指腸に生じた胃型腫瘍
十二指腸に発生した胃型腫瘍についての報告が、Pathology InternationalにLetter to the Editorとして掲載されました。本例は、第387回九州沖縄スライドコンファレンスで発表した症例です。
論文はこちらからご覧ください。
Pathol Int. 2023 May;73(5):212-215.
doi: 10.1111/pin.13319.
羊水塞栓症の病理に関する原著論文が公開されました
第75回日本産婦人科学会学術講演会で優秀日本語演題賞を受賞
羊水塞栓症の共同研究施設である浜松医科大学産婦人科学教室の東堂 祐介先生が、第75回日本産科婦人科学会学術講演会で優秀日本語演題賞を受賞しました。発表演題は「羊水塞栓症における広範な肺内小血栓と子宮静脈血栓」で、羊水塞栓症の剖検症例を用いて、肺内小血管と子宮静脈血栓形成やその相違を明らかにした羊水塞栓症の病態を再考させる内容です。
これは、当教室と浜松医科大学産婦人科教室、近畿大学奈良病院病理診断科の共同研究の成果です。
関連する論文(Open Access)がこちらです↓
You can also access your published article via this link: http://doi.org/10.1111/1471-0528.17532
大学院博士課程修了
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2022年3月に前川、2023年4月に中村の計2名が、当分野で本課程を修了しました。 前川 和也 大学院医学獣医学総合研究科 博士課程 2022年3月修了「Translocator protein imaging wit … Continue reading
歓迎、新入教室員!
県立延岡病院での2年間の初期研修を修了し、4月から当教室の医院として、黒木麻由先生が着任致しました。
山下教授の総説 Pathology Internationalの表紙に
日本病理学会2021年の学術研究賞(A演説)の内容をまとめた総説が、Pathology International(2023年2月号)の表紙を飾ることになりました。Open Accessとなっておりますので、次のリンクからご覧いただけます。
Yamashita A, Asada Y. Underlying mechanisms of thrombus formation/growth in atherothrombosis and deep vein thrombosis. Pathol Int. 2023;73(2):65-80.
中村医師(大学院博士課程)の論文がPLOS ONEに掲載されました。
当研究室の大学院博士課程中村医師の論文が、2023年2月17日号のPLOS ONEに掲載されました。動脈硬化巣(プラーク)に存在する細胞の代謝とプラークの不安定化に関する内容です。
中村らは、ウサギ動脈硬化モデル、ヒト冠動脈の組織標本、末梢血単核球由来マクロファージを用いて、動脈硬化血管のコリン含有量が多いこと、冠動脈不安定病変のマクロファージでコリン輸送体が高発現していること、細胞内コリンやコリン輸送体の発現に影響する因子は何か、を明らかにしました。
Nakamura E, Maekawa K, Saito Y, Matsumoto T, Ogawa M, Komohara Y, Asada Y, Yamashita A. Altered choline level in atherosclerotic lesions: Upregulation of choline transporter-like protein 1 in human coronary unstable plaque. PLoS One. 2023;18(2):e0281730.
本論文はOpen accessとなっています。こちらのリンクからご覧ください。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0281730