日本病理学会2021年の学術研究賞(A演説)の内容をまとめた総説が、Pathology International(2023年2月号)の表紙を飾ることになりました。Open Accessとなっておりますので、次のリンクからご覧いただけます。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pin.13305

日本病理学会2021年の学術研究賞(A演説)の内容をまとめた総説が、Pathology International(2023年2月号)の表紙を飾ることになりました。Open Accessとなっておりますので、次のリンクからご覧いただけます。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pin.13305
当研究室の大学院博士課程中村医師の論文が、2023年2月17日号のPLOS ONEに掲載されました。動脈硬化巣(プラーク)に存在する細胞の代謝とプラークの不安定化に関する内容です。
中村らは、ウサギ動脈硬化モデル、ヒト冠動脈の組織標本、末梢血単核球由来マクロファージを用いて、動脈硬化血管のコリン含有量が多いこと、冠動脈不安定病変のマクロファージでコリン輸送体が高発現していること、細胞内コリンやコリン輸送体の発現に影響する因子は何か、を明らかにしました。
本論文はOpen accessとなっています。こちらのリンクからご覧ください。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0281730
魏助教らの研究論文が、Pathology International のTop Cited article 2021-2022 に選出されました。卵巣癌症例に対し、臨床病理学的解析を行い、卵巣癌の組織因子発現が静脈血栓塞栓症の発症に関わること、腫瘍内リンパ球浸潤の程度が組織因子発現と相関することを明らかとした研究内容です。
山下篤教授の総説が2023年1月4日にPathology Internationalオンライン掲載されました。病理学会学術研究賞(A演説、2021年、岡山)での講演「血栓症の発症に繋がる血栓の発生および成長機序の解明」に関するものです。
Open accessですので、https://doi.org/10.1111/pin.13305からどなたでもご覧いただけます。
魏助教らは癌関連静脈血栓塞栓症の剖検例を病理学的に検討し、血栓内には癌細胞が存在することを明らかとしました。それに加えて、それらの細胞が血栓関連因子(組織因子、ポドプラニン等)を発現していることを証明した論文が、ATVBの2023年1月号に掲載されることが決まりました。
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/ATVBAHA.122.318463
これまで担癌患者の血栓を病理組織学的に検討した報告はほとんどなく、多数症例で癌細胞の有無・血栓の組成を解析した点が評価され、Editor’s pickとして取り上げられました。Editorial Commentはこちら⇨https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/ATVBAHA.122.318715
去る2022年7月23、24日、久留米市にて上記大会を開催致しました。
1000名を超える参加登録を頂き、盛況のもとに閉会となりました。
皆様のご参加、活発なご討議に感謝いたします。
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