師走の慌ただしい雰囲気が出てきた今日この頃、12月4日(土)に長崎大学主催で第234回 日本神経学会 九州地方会が開催されました。今回もWebでの開催です。

 

思い起こせば去年、ちょうどこの時期の地方会は当科の当番でした。当科としても初めてのWebでの地方会主催で非常に充実しつつ、バタバタしたことが思い起こされます。今回の学会運営、長崎大学の先生方ありがとうございました!

 

今回、「孤発性のパーキンソン病と筋萎縮性側索硬化症が合併した一例」について報告させていただきました。L-dopa反応性パーキンソン病と筋萎縮性側索硬化症、この2つの変性疾患の複合は1973年に初めて報告され、Brait-Fahn-Shcwartz diseaseと称されます。以降も報告が散見され、異なる病理のオーバーラップなのか、同一スペクトル上で連続性をもったものなのかは、よく分かっていませんが、パーキンソニズムに対するL-dopaがQOL改善に寄与する可能性があり、神経内科医師の注意深い診察が必要ではないかと考えます。

 

さて、これからも頑張って行きましょう!

 

発表会場!