宮崎大学脳神経内科では、卒後臨床教育センターのスタッフの方々の協力を得ながら「はじめの一歩」を毎年開催しております。

今年は8月23日に院内の多目的ルームにて「NIHSSを通じて学ぶ脳卒中初期診療 と 神経診察の基本」とうテーマでハンズオンを含めた65分の構成で実施しました。

概要説明(15分)

スライド20枚を利用して、「NIHSSの診察方法の概要」と「神経診察の基本」をレクチャーします。

対象の研修医の先生は例年は20名程度ですが、今年は事前登録を必須としたためか7名のみの参加です。しかしながら、事前登録は、飲食店でいうところの「予約有」の先生方なので、熱意が例年よりも高い印象です!

ハンズオン 20分×2

参加者は、3グループに分かれていただき、それぞれに脳神経内科の若手がチューターとして、直接診察方法の教育を担当します!

具体的にどのように診察するかをマンツーマンで指導しています。

始まり部分は、顔見知りではありますが、お互い少し緊張気味な雰囲気でスタートします(金丸医師)。

5分も経つと、緊張感は取れて、皆真剣に実際の臨床の場を想像しながら、実践に取り組みます。

患者役の研修医の先生は自分が演技する症状を予習しています

具体的な所見があった場合の評価方法について、細かく指導しています(中里医師)。

チューターの杉山先生は、自分の腱反射が出るといいな、と考えているようです。

3人の研修医の先生を相手に、NIHSS診察の流れを説明します。少人数なので質疑応答が活発に行われます(宮本医師)。

NIHSSの概要とそのコツをレクチャーします

実際の診察方法を見せながら、研修医の先生に細かいチェックポイントを提示します。真剣な眼差しが印象的です!

足を挙げて秒数をカウントしている場面

ハンズオンが終わることには、打腱器の使い方が皆さん上手になったように思います。NIHSSも実際経験してみると、こんな感じなのかと実感いただいたようです。

締めの言葉

脳神経内科科長の塩見先生より、締めの言葉です。

科長の塩見一剛先生

神経診察の重要性となぜ重要なのかをご教示いただきました。

参加いただいた先生方、またご協力いただきました卒後臨床研修センターの先生方ありがとうございました!