初期研修医

病院収入の3~4割は手術収入であり、手術を効率よくこなしていくことが、健全な病院経営には不可欠となっています。しかしながら、手術は安全が第一に望まれることから、麻酔科医の重要性が近年急速にクローズアップされています。当教室では、麻酔管理はもとより、集中治療業務、ペインクリニック、さらに緩和医療や救急医療など様々な分野の第一線で活躍している指導陣が豊富にいます。麻酔を柱として、それら多岐におよぶ副診療業務を自分のものにすれば、病院にとって貴重な戦力となる以上に、今後いかなる医療事情の変化にも柔軟に対応できる将来にわたって安泰な医療技術を習得することができます。

麻酔科研修ステップアップ目標

ステップ1 (1week) テーマ: バイタルサインを考える

  • バイタルサイン
    血圧、脈拍、体温、呼吸の正常、異常を理解する。各々のメカニズムを理解する。
  • 手技の獲得 末梢静脈ルート

ステップ2 (1month) テーマ: 全身管理を理解する

  • 循環、呼吸管理のベースを理解する
    血圧、脈拍、体温、呼吸の変化と対処法
  • 輸液管理を習得する
  • 麻酔薬の種類と投与法
  • 手技の獲得 気管挿管

ステップ3 (2month) テーマ: 麻酔管理を理解する

  • 麻酔管理がどのように生体に影響を与えるか理解する
  • 麻酔計画を立案する
  • 手技の獲得 動脈ライン

ステップ4 (3month) テーマ: 高度な全身管理を経験する

  • 重症患者の麻酔を通して高度な全身管理を理解する
  • 手技の獲得 脊椎麻酔、CVPライン

ステップ5 (4month over) テーマ: 高度な麻酔管理に挑戦する

  • 高度な麻酔を経験する
  • 手技の獲得 硬膜外麻酔
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