研究内容

「セボフルランによるインスリン抵抗性発現機序の解明」

セボフルランによる麻酔はグルコース代謝に影響を及ぼすことが報告されているが、その作用点は明らかでない。そこでマウス繊維芽細胞由来脂肪細胞 (3T3-L1)を用いてグルコース代謝経路への影響およびその作用点を解明する。

遠心式血液ポンプJMSミクスフローの高度心肺補助装置への応用のための血液適合性向上

宮崎大学医学部、大分大学医学部および株式会社JMS中央研究所との産学共同により、小型高効率の遠心式血液ポンプJMSミクスフローの研究・開発を行い、小児から成人までの開心術中の体外循環用血液ポンプを目的として市販化した。JMSミクスフローを応用した長期の心肺補助用ポンプならびに補助人工心臓への発展へ向けた検討を継続している。

電位依存性ナトリウムチャネルの質的・量的変化による難治性疼痛の発生機序の解明

DRGニューロンでの電位依存性ナトリウムチャネルの機能的・量的変化により、神経障害性疼痛や炎症性疼痛が発生、増悪する。培養DRGニューロンや神経障害性疼痛動物モデル~採取したDRGニューロンを使って、ナトリウム感受性蛍光色素を用いた細胞内ナトリウム流入測定を行ったり、ウエスタンブロットやPCR法を用いて電位依存性ナトリウムチャネルの各サブユニットのタンパク発現量やmRNA発現量を調べたりしている。

血管反応性に関する研究

摘出された血管を温浴バスの中で張力を測定し、血管の動きを観察することによりホルモンや麻酔薬の血管に与える影響を観察します。ヒト摘出血管を用いた場合には、麻酔やショック時の血圧変動に伴う血管の反応性や動きを反映するのでとても有益な情報を得ることができ、数多くの学位論文が生まれています。

麻酔薬の自律神経活動に及ぼす影響とそのメカニズムに関する研究

オレキシンと麻酔薬の相互作用に関する研究

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