山下篤教授の総説が2023年1月4日にPathology Internationalオンライン掲載されました。病理学会学術研究賞(A演説、2021年、岡山)での講演「血栓症の発症に繋がる血栓の発生および成長機序の解明」に関するものです。
Open accessですので、https://doi.org/10.1111/pin.13305からどなたでもご覧いただけます。
山下篤教授の総説が2023年1月4日にPathology Internationalオンライン掲載されました。病理学会学術研究賞(A演説、2021年、岡山)での講演「血栓症の発症に繋がる血栓の発生および成長機序の解明」に関するものです。
Open accessですので、https://doi.org/10.1111/pin.13305からどなたでもご覧いただけます。
魏助教らは癌関連静脈血栓塞栓症の剖検例を病理学的に検討し、血栓内には癌細胞が存在することを明らかとしました。それに加えて、それらの細胞が血栓関連因子(組織因子、ポドプラニン等)を発現していることを証明した論文が、米国心臓協会(AHA)の発行する Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology 誌の2023年1月号に掲載されることが決まりました。
Gi T, Kuwahara A, Yamashita A, Matsuda S, Maekawa K, Moriguchi-Goto S, Sato Y, Asada Y. Histopathological Features of Cancer-Associated Venous Thromboembolism: Presence of Intrathrombus Cancer Cells and Prothrombotic Factors. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2023 Jan;43(1):146-159.
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/ATVBAHA.122.318463
これまで担癌患者の血栓を病理組織学的に検討した報告はほとんどなく、多数症例で癌細胞の有無・血栓の組成を解析した点が評価され、Editor’s pickとして取り上げられました。Editorial Commentはこちら⇨https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/ATVBAHA.122.318715
去る2022年7月23、24日、久留米市にて上記大会を開催致しました。
1000名を超える参加登録を頂き、盛況のもとに閉会となりました。
皆様のご参加、活発なご討議に感謝いたします。
オンデマンド視聴用のログインページはこちら
浅田祐士郎先生のreview article (Pathology International) ダウンロード数Top 10入りに輝きました。
論文はこちら
令和4年3月31日付をもって、浅田祐士郎先生が定年退官されました。浅田先生は1982年に宮崎医科大学医学部医学科を卒業され、宮崎医科大学から宮崎大学医学部への変遷を経て40年間の勤務を全うされました。また、2000年から退官されるまでの21年間は教授を務められました。先代教授の住吉昭信先生の代からの血管病理の研究をさらに深く、広く発展させ、次の世代に引き継いで下さいました。退職後は宮崎市郡医師会病院に移られ、変わらぬ温かい目で当教室を見守ってくださることと思います。
教授の浅田祐士郎氏が、第6回(2022年度)日本血栓止血学会岡本賞 Shosuke Award を受賞することが決定されました。また、2022年6月に開催される第44回日本血栓止血学会学術集会において、授賞式に引き続き受賞公演の予定となっています。なお岡本賞は、血栓止血学に多大な貢献をされた岡本彰祐先生、岡本歌子先生のご好意により日本血栓止血学会が顕彰するもので、人類の幸福に寄与しうる研究者を対象とするShosuke Award、および女性研究者を対象とするUtako Awardがあります(日本血栓止血学会webサイト)。