研究室配属の医学生が発表を行いました!

2023年10月10日から11月10日の一か月間、医学科3年の学生さん3人(天田 力 さん、解 凱堯 さん、山本 海未 さん)が当講座で研究活動を行いました。
11月13日には学内発表会で研究成果の発表を行いました。
 
短期間ではありましたが、与えられたテーマの病理・病態解析を仕上げてくれました。
1か月間ありがとうございました。今後もぜひ一緒に研究活動をしましょう!
 
 
 
 
 

症例報告:ITP患者に合併した遅発性ステント血栓症

循環器内科, 島津先生らによる、免疫性血小板減少症(ITP)患者に合併した遅発性ステント血栓症の症例報告が、JACC: Case report に発表されました。当講座の魏助教、山下教授が共著となり、ステント血栓の病理組織学的解析を行いました。
ITPでは血小板が著明に減少しますが、一方で血栓症のリスクが高い病態も示唆されており、その機序は未だ不明です。本症例は、OCT、ならびに吸引血栓の詳細な病理組織像が提示された、貴重な症例報告と考えられます。
以下のリンクよりダウンロードいただけます(Open Access)

Shimazu H, Matsuura Y, Moribayashi K, Moribayashi K, Gi T, Suiko Y, Tanaka H, Komaki S, Ishikawa T, Yamashita A, and Kaikita K. Very Late Stent Thrombosis Complicating Immune Thrombocytopenia. J Am Coll Cardiol Case Rep. 2023 Oct, 24, published online.
https://doi.org/10.1016/j.jaccas.2023.102017

留学生向けに研究発表会を開催しました

2023年7月25日に、温州大学医学部からの留学生、当医学部学生を招いて、当病理学講座の研究発表会を行いました。初の試みでしたが、英語での活発な議論を行うことができました。関係された皆様、ありがとうございました。

1. Arterial choline level reflects macrophage contents in rabbit and upregulation of
choline transporter like-1 in human coronary vulnerable plaques.
Eriko Nakamura, MD, PhD.
2. Presence of intrathrombus cancer cells as vascular wall invasion and cell cluster
patterns in human cancer-associated venous thromboembolism.
Toshihiro Gi, MD, PhD.
3. Factor XI localization in human deep venous thrombus and function of activated
factor XI on mural thrombus formation under low-shear condition.
Nobuyiki Oguri, MD.
4. Massive platelet-rich thrombus formation in small pulmonary vessels in
amniotic fluid embolism.
Atsushi Yamashita, MD, PhD.

症例報告:ウェスエルマン肺吸症に伴う肺壊死性肉芽腫病変

前川研究員らは、ウェステルマン肺吸虫症に伴う肺壊死性肉芽腫性病変を報告しました。典型的な虫体の肉眼像、組織像を提示し、DNAシークエンスを用いて種の同定を行っており、貴重な典型例報告と考えられます。
以下のリンクよりご覧いただけます。

Maekawa K, Nagayasu E, Hata Y, Hanamure F, Maruyama H, Yamashita A. Paragonimus westermani preadult fluke in a pulmonary necrotizing granulomatous lesion: A case associated with eating soy sauce-marinated raw freshwater crab, “gejang”. Pathol Int. 2023 Jul 26. doi: 10.1111/pin.13352. 

日本動脈硬化学会(JAS2023)で研究発表

日本動脈硬化学会(宇都宮、2023年7月8, 9日)で研究発表を行いました。
・中村 恵理子「動脈硬化プラークの不安定化における代謝物コリンとその細胞内輸送タンパクの関与」(ポスターセッション)

山下教授が、シンポジウム「血液凝固XI因子:その機能と阻害薬の最新知見」において、座長を務められ、同セッションにおいて口演されました。
・山下 篤「血液凝固XI因子の止血や血栓形成における機能」(シンポジウム)

国際血栓止血学会 (ISTH2023) で発表を行いました

大栗先生、魏先生、山下教授が国際血栓止血学会(モントリオール, 6/24-28)に出席し、ポスター発表を行いました。
 
Poster net working session
・Oguri N, et al. “Factor XI localization in human deep venous thrombus and function of activated factor XI on mural thrombus formation under low-shear condition”
・Gi T, et al. “Presence of intrathrombus cancer cells as vascular wall invasion and cell cluster patterns in human cancer-associated venous thromboembolism”
・Yamashita A, et al. “Massive platelet-rich thrombus formation in small pulmonary vessels in amniotic fluid embolism”
 
また、山下教授はOral communication “Molecular insight in cancer associated thrombosis” で moderator を務められました。

症例報告:癌関連静脈血栓のMRIと病理組織像の対比

魏峻洸助教らは、胃癌患者の剖検症例より得られた下大静脈血栓に対し、体外MRI像と病理組織の比較検討を行い、T1強調画像、T2強調画像によって、血栓組織と癌成分を区別することが可能と考えられた症例を報告しました。
本報告は、日本循環器学会の公式誌であるCirculation Reports に掲載されました。癌関連静脈血栓塞栓症に対するMRIの報告は少なく、重要な知見と考えられます。
以下のリンクよりご覧いただけます。(Open access です)

Toshihiro Gi, Yasuyoshi Kuroiwa, Yasushi Kihara, Sae Miyaushiro, Atsushi Yamashita. Magnetic resonance imaging of cancer-associated deep vein thrombus in a patient with gastric cancer. Circ Rep. 2023:5;265-266. 
 

羊水塞栓症の病理に関する原著論文が公開されました

羊水塞栓症の病理所見を検討した山下教授の論文が、BJOGに2023年5月15日付でオンライン公開されます。肺内小血管内での広範な微小血栓形成と子宮静脈血栓と、それらの組成の相違を明らかにした内容です。この研究は浜松医科大学産婦人科、近畿大学奈良病院病理診断科との共同で行われました。
論文のリンクはこちら↓です
 
Yamashita A, Oda T, Aman M, Wakasa T, Gi T, Ide R, Todo Y, Tamura N, Sato Y, Itoh H, Asada Y. Massive platelet-rich thrombus formation in small pulmonary vessels in amniotic fluid embolism: an autopsy study. BJOG. 2023 (publish online ahead of print)
 

第75回日本産婦人科学会学術講演会で優秀日本語演題賞を受賞

羊水塞栓症の共同研究施設である浜松医科大学産婦人科学教室の東堂 祐介先生が、第75回日本産科婦人科学会学術講演会で優秀日本語演題賞を受賞しました。発表演題は「羊水塞栓症における広範な肺内小血栓と子宮静脈血栓」で、羊水塞栓症の剖検症例を用いて、肺内小血管と子宮静脈血栓形成やその相違を明らかにした羊水塞栓症の病態を再考させる内容です。
これは、当教室と浜松医科大学産婦人科教室、近畿大学奈良病院病理診断科の共同研究の成果です。

関連する論文(Open Access)がこちらです↓
You can also access your published article via this link: http://doi.org/10.1111/1471-0528.17532