おしらせ

宮崎大学附属病院麻酔科専門医研修プログラム参加のご案内

2018.10.03 おしらせ

10月15日より宮崎大学附属病院麻酔科専門医研修プログラムの募集が始まります。

宮崎での麻酔科医の必要度は群を抜いています。麻酔科医がいなければ手術ができません。つまり、外科医が安全に安心して手術を行う環境を整えるには、麻酔科医が必要不可欠なのです。麻酔科医の存在は、はっきり言って地味です。しかしながら、その存在意義は病院にとって計り切れません。そのことが理解できているのは、病院のなかでも一部の管理職の皆様だけかもしれません。麻酔科医が撤退すると病院機能が損なわれるため、管理者は戦々恐々となります。なにより、麻酔科医は、患者の命を守ることに徹しておりますので、手術を必要とする患者さんにとって、大変頼りにされます。まるで麻酔科医は守護神のようです。宮崎大学麻酔科は、宮崎県下の主要病院を傘下に収め、県下の手術患者の大半を管理しております。しかしながら、いまだに十分な支援を行えていない主要病院も数か所あり、早い段階での麻酔科医の派遣体制の充実が切望されています。

 当教室では、後期研修のはじめ2年間は大学にて麻酔研修を行います。基本的な麻酔症例から、2年目には食道がんや心臓手術などの高度な手術の麻酔管理を行い、麻酔全般を満遍なくこなすことで、麻酔科医として一通り完成します。その後1~2年は関連病院に出向し、緊急手術をはじめとして第一線で様々な症例を経験することで、独り立ちできる自信を身に着けます。4~5年目は、大学にてペインクリニックや集中治療を研修する傍ら、麻酔科専門医試験を受験します。その後は、麻酔の指導医を目指して麻酔を極めるなり、集中治療やペインクリニックの専門医を目指します。また大学院に入学し、学位取得を目指して研究に勤しむこともできます。その先には、夢の海外留学も待っています。現在、4名が大学院に入学しており、1名がオーストラリアのメルボルン大学に留学中です。麻酔科医として大成するには、麻酔科専門医に加えて、集中治療やペインクリニックのサブスペシャリティーの専門医の取得や学位の取得は必須と考えておりますので、積極的な支援は惜しみません。

 医局員は、明るく朗らかで、いい人ばかりです。いわゆるブラックな人はいませんので、安心して仕事に打ち込むことができます。麻酔科医としての成長に終わりはありません。麻酔科は、クオリティーオブライフを保ちつつ自己研鑽に努めたい方には是非ともお勧めできる診療科です。心より、お待ちしております。

宮崎大学麻酔科は臨床麻酔、研究ともに充実したプログラムで皆様の参加をお待ちしております。

是非とも参加ください。

研修に関するお問い合わせは、河野太郎医局長あてにメールください。お持ちしています。

研修医受付窓口:河野太郎 tarohk@mac.com

 

麻酔科紹介ムービー
仕事と育児の両立を応援!産前産後休暇制度
麻酔科BLOG
宮崎ホスピス・緩和ケアネットワーク