宮崎大学は、2001年(平成13年)から宮崎医科大学医学部看護学科(現在の宮崎大学医学部看護学科)において助産師教育を始めました。その後、急速な少子高齢化、周産期医療の高度化が加速する中、宮崎県の周産期の課題に対して主体的に考え行動することができる課題探求能力を有し、学術研究を通じて社会に貢献できる研究者の育成するために、2014年(平成26年)から大学院看護学研究科(修士課程)で助産師教育を行っています。
大学院における助産師教育は、「高度実践力」をどのように育むのかが問われます。本学は、「高度実践」とは、最も良いとされているエビデンスと自分の経験を活用して、妊産婦さんの求める助産ケアを提供することだと考えています。修了生には、わが国や宮崎県の周産期の課題を踏まえ、生涯にわたる女性の健康や、妊産婦が妊娠・出産・育児を享受できるような助産ケアが提供できる助産師になることを期待しています。