宮崎大学大学院看護学科 助産学専攻研究室

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キャリア・就職

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大学院卒業生の声

林 佳子(実践助産学領域:令和3年3月修了)

私には、出産経験があります。しかし、産後に心と体がとても疲れてしまい辛い体験をしました。そして、「お母さんの思いをどうにか分かってあげられる助産師になりたい。」と考えるようになり30代後半で助産師になる決意をしました。

まず自分に必要なことは、出産や産後に変化する母親達の体や心について勉強し、その上で、抱えている問題とその問題の解決方法を考え抜く力だと思い、大学院に進学しました。しかし、困っている母親の本質を明らかにすることは想像以上に難しく、母親の思いと自分が考えていることにズレがないかを振り返る訓練が必要となり、とても忍耐力が必要でした。一方で、私の「助産師になりたい」という強い希望は、日々新しい勇気をもたらし、そこから立ち上がるという強い気持ちにしてくれたと思っています。そして、思っているような結果が出せない時も、たゆまずに進み続ける事で新たな発見に辿りつくことができ、研究の楽しさを初めて実感しました。修士論文審査に合格した際は、達成感と喜びで心が震え、涙が溢れる思いでした。

皆さんも宮崎大学で自分にとっての学びを見つけてみませんか!

宮川 和(実践助産学領域:平成31年3月修了)

私が助産師を目指した理由は、助産師である母の存在があります。やりがいをもって勤めている母の姿を、幼いころから見ていたことで、助産師という職業に強く憧れるようになりました。

私は、宮崎大学医学部看護学科を卒業したのちに、同大学の大学院に進学しました。私は、日々進歩する医療に携わる上で、看護研究のノウハウを身に着けておくことは強みになると考え、修士号を取得できる大学院に進学することを決めました。大学院では、助産師免許および修士号を取得するべく、助産学に関する内容、看護学研究について学びを深めました。座学・演習・実習に加え、研究を行うことは大変ではありましたが、これからの糧になると信じています。

大学院を卒業後は、宮崎大学医学部附属病院に就職しました。現在、私は4階西病棟(産科婦人科・整形外科の混合病棟)で勤務しています。産科ではハイリスク妊産婦の周産期管理、婦人科、整形外科では手術療法や化学療法、放射線療法などのケアに携わり、女性の一生に関わる仕事にやりがいを感じています。

大﨑 愛(実践助産学領域:平成31年3月修了)

私は小学生の時に自分の母子手帳を見て、「出産ってすごい、私も助産師になりたい。」と思い助産師を目指しました。

大学院へ進んで良かったと思うことは、自分が興味を持つ分野について研究を深めることができたことです。私は母乳育児に興味があり、授乳姿勢に関する研究を行ったため、臨床の授乳ケアの場でも活かせることが多くあります。また、様々な実習があるため、多くの妊婦さん、産婦さん、褥婦さんと関わる機会があり、学生として一人一人と丁寧に向き合うことができました。自分は対象者へどんな関わりが出来るだろうと考え、先生方からアドバイスを頂く中で、私の目指す助産師像として母親と児、そしてその家族が安心して過ごし、その家庭らしい育児を行うことが出来るよう支えたいと考えるようになりました。

現在、臨床で助産師として三年目を迎えています。助産師としての仕事は、常に緊張と隣り合わせです。しかし、出産の瞬間は勿論のこと、その後の育児のサポートをしたり健診などでお母さんや赤ちゃんとお会いするなかでやりがいを感じ、助産師になって良かったと日々感じながら仕事をしています。みなさんも、宮崎大学で助産師を目指してみませんか!

中田 悠加(実践助産学領域:平成30年3月修了生)

私が助産師を目指したきっかけは、地元の産婦人科病院で職場体験をさせていただいたことです。病院中が明るく幸せな雰囲気であり、喜びが溢れる現場を見て、私も命の誕生にかかわりたい!家族が増える瞬間を手伝いたい!と思い始めました。

助産師になるためには、専門学校や助産専攻科、大学院への進学などいろいろな選択肢があります。その中で私は大学院を選びました。大学院は助産学に加え看護や倫理、国際交流や研究など多くのことを学ぶことができます。そのため、助産師の資格を取るだけでなく、看護師としての視野を広げることもできます。他の分野の大学院生と一緒に看護の授業を受けられることは、大学院の特色でもあります。この経験が今の自分の考え方や看護にすごく影響していると感じています。

私は現在宮崎大学医学部附属病院で助産師として働いています。夢だった分娩介助も行っており、3次医療施設というハイリスクな現場ではありますが、誰もがそのひとらしく命の誕生を迎えられるように、医師や助産師、看護師、その他のスタッフと協力しながら助産ケアを行っています。皆さんも大学院で幅広い知識と専門性の高い助産学を学び、夢をかなえてみませんか!