文字サイズ

  • 標準
  • 大きく

2019年度の研究テーマ一覧

造血幹細胞移植患者におけるタクロリムス血中濃度変動に及ぼす血球数変動の影響に関する後方視的解析

公示文書

宮崎大学医学部附属病院薬剤部では、下記の臨床研究を実施しています。皆様には本研究の趣旨をご理解頂き、ご協力を承りますようお願い申し上げます。

 研究の概要 造血幹細胞移植後に合併する移植片対宿主病予防のために、免疫抑制剤として、移植日前日からタクロリムスの投与が開始される患者様がいらっしゃいます。タクロリムスは血中濃度を厳密に管理しなければならない薬剤であり、血中濃度を適正レベルに維持するためには多くの情報が必要となります。本研究では、タクロリムスの血中濃度が変動する要因の指標として血球数をモニタリングすることの有用性を証明することを目的とし、過去に造血幹細胞移植が実施された患者様の情報を基に、血球数変動とタクロリムス血中濃度変動の関係性を調査します。
 目的 これまでに造血幹細胞移植が実施されタクロリムスが投与された患者様の記録から、より精密なタクロリムスの血中濃度管理のために必要な情報を得ることを目的とします。
なお、この研究は、タクロリムスの血中濃度モニタリングに関連する新しい知識を得ることを目的とする学術研究活動として実施されます。
 研究実施予定期間 この研究は、倫理委員会承認後から平成31年3月まで行われます。
 対象者 平成27年4月から平成29年3月に本院に入院され、造血幹細胞移植を受けられた方が対象となります。
 方法 対象となる方のカルテ情報から、身体情報、血液検査の結果、タクロリムス血中濃度、処方薬剤、移植片対宿主病所見、輸血歴、移植条件に関する情報を利用させて頂き、これらの情報をもとに血球数変動とタクロリムス血中濃度変動の関係性を解析し、タクロリムスの血中濃度管理において血球数をモニタリングすることの有用性を検討します。

資料・情報の管理責任者
宮崎大学医学部附属病院薬剤部 薬剤師 吉川 直樹

 費用負担 この研究を行うあたり、対象となる方が新たに費用を負担することは一切ありません。
 利益及び不利益 この研究にご参加いただいた場合の利益・不利益はありません。参加を拒否された場合でも同様です。
 個人情報の保護 研究にあたっては、対象となる方の個人情報を容易に同定できないように、数字や記号などに置き換え、「匿名化された試料・情報(どの研究対象者の試料・情報であるかが直ちに判別できないよう、加工又は管理されたものに限る)」として使用いたします。
 研究に関する情報開示について ご希望があれば、研究計画および研究方法についての資料を閲覧することができます。ご希望がある場合は、下記連絡先へ遠慮無く申し出てください。ただし、研究の独創性確保に支障のない範囲内で情報開示を行います。
 研究資金および利益相反について この研究に関する経費は、実施責任者が所属する講座の大学運営費で賄われます。
なお、本研究の実施責任者と分担研究者は本研究に関わる企業および団体等からの経済的な利益の提供は受けていないため、利益相反注1)はありません。
注1) 臨床研究における利益相反とは、研究者が当該臨床研究に関わる企業および団体等から経済的な利益(謝金、研究費、株式等)の提供を受け、その利益の存在により臨床研究の結果に影響を及ぼす可能性がある状況のことをいいます。
 研究成果の公表 この研究で得られた研究成果を学会や医学雑誌等において発表します。この場合でも個人を特定できる情報は一切利用しません。
 参加拒否したい場合 この研究に参加したくない(自分のデータを使ってほしくない)方は下記連絡先へ遠慮無く申し出てください。しかしながら、データ解析後、もしくは学会等で発表後は途中辞退することが出来ない場合もあります。
 疑問、質問あるいは苦情があった場合の連絡先 この研究に関して疑問、質問あるいは苦情があった場合は下記連絡先へ連絡をお願い致します。
 問い合わせ先 宮崎大学医学部附属病院薬剤部
薬剤師 吉川 直樹
電話:0985-85-1512
FAX:0985-85-4626

主な研究者: 吉川 直樹

〒889-1692
宮崎県宮崎市清武町木原5200番地
TEL:0985-85-1512
FAX:0985-84-3361

職員・研修生募集情報
お知らせ

研修受入施設

  • 日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修施設
  • 日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設
  • 日本医療薬学会認定薬剤師研修施設
  • 日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師研修施設
  • 日本薬剤師研修センター薬局・病院実務実習研修受入施設