本日は2026年10月6日~11月6日に産婦人科で研究室配属を経験されている山本菜々美さんに自己紹介をしていただきます。
山本菜々美さんも同級生の井口唯音さんと協力しながら楊先生の指導の元、熱心に研究室配属に取り組んでいます。山本さんには宮崎、宮崎大学に対する思い、産婦人科研究室を選んだ理由などを書いて頂き、今後の抱負など話して頂きました。

医学科3年山本菜々美と申します。部活動はヨット部に入っています。
①宮﨑、宮崎大学の良い所
宮崎のいいところは、なんといってもごはんがおいしいところだと思います。私は滋賀から来たのですが、滋賀と比べて宮崎の名物はかなり多いこと、しかもその全てがおいしいことに本当に驚きました。中でも私が好きなのは、スヌープと鳥の炭火焼きです!今ではこれらなしで生きるのが考えられないほどの頻度で食べるようになりました笑
また、海が近く、綺麗なのもすごくいいなあと思っています。思い立てば車で10分ほどですぐ海にいけまますし、南国気分を味わえるので、よく用もなく青島に行ってゆっくりしたり、おいしいものを食べたりしています。
さらに、人が温かいのも特徴だな〜と思いました!みんな根がまっすぐで、とてもいい人です!!宮崎の人たちの温かさに支えられて毎日過ごすことができています。まだ3年目ですが、勝手に第二の故郷だと思っています笑


②宮崎大学について思うところ また、宮崎大学医学部は勉学に励みながら自分のやりたいことをできる大学です!医学の勉強もしっかり行いつつ、希望すれば海外の研究室や普段から研究室に所属することができますが、縛りは少ないので部活動やバイトにも精を出せます。選択次第ではかなり充実した生活を送れると思いますし、実際私も日々がとても充実しています!宮崎大学を選んで本当に良かったです。
③研究室配属で産婦人科を選んだ理由 今回、研究室配属先として産婦人科学分野を選択させて頂きました。私がもともと医師を志したきっかけは、産婦人科医になりたいと考えたことでした。また、実験以外に研究というものに初めて関わることから、せっかくなので興味のある分野にしようということで、産婦人科を選ばせて頂きました。
実際に配属されてみると、研究の傍ら、病棟見学をたくさんさせて下さることに驚きました!
今は基礎医学しか学んでいない状態ですが、帝王切開や子宮摘出術など手術をたくさん見せていただいたり、有名な先生のお話を聴かせていただいたりなどこれから先に学ぶことであろうことを先取りさせて頂いて、今後へのモチベーションに繋がりました。
また、実際の研究の方では今までしてきたことのない作業に手間取りながらも、楊先生の的確かつ優しいご指導のおかげで順調に進めることができています。
また何よりも、研究室の雰囲気がとても良く、産婦人科の皆さんの温かさが大好きで、毎日行くのが楽しみになっています。

④今やっている研究 現在、分娩時の低酸素虚血性脳症による胎児のストレス軽減について研究していますが、ロイヤルゼリー投与群が対象群に対して、少しではありますが有意差のありそうな結果が出ておりとても嬉しいです。

⑤今後の展望 今週からは結果の最終審査に入ります。これで有意差が確定すればさらに喜ばしいことですし、どんな結果であろうとも適切な考察を行なってよりよい発表になるように資料作りの方にも力を入れたいと考えています。
教授コメント(桂木)
山本さん、素晴らしい自己紹介をありがとうございます。
今回、宮崎大学医学部では医学生の研究への関心をさらに広げるため、2026年度からは工学部・農学部など他学部でも研究室配属の受け入れが始まりました。本人の希望に応じて多様な分野で学べること、そして海外の研究室でも研修ができることは、宮崎大学ならではの魅力です。その中で、医学の原点である「いのちに向き合う分野」として産婦人科を選んでくれたことを大変嬉しく思います。
山本さんの文章からは、宮崎の自然や食、そして人々への温かいまなざしが伝わってきました。
「食べ物が好き」という気持ちは、実は「人が好き」「人を大切にする」ことの表れでもあります。おいしいものを囲んで笑い合う時間が、人とのつながりを育む――その感性は、将来患者さんに寄り添う医師として、とても大切な素質です。
医学部3年生は現役で入っていれば21~22歳ですが、近日すずかけ太鼓部の嶋田剣吾君や、ラグビー部湯地虎仁郎君、またこの研究室配属の二人を含め医学部3年生と話す機会を多く持つことができました。彼ら一様に目がきらきらしており礼儀正しく、勉強熱心で自分たちの研究室配属のテーマ・内容・進行具合をすらすらとはなし、楽しそうに学生生活を送っているのが印象的でした。
一方で、研究や臨床に打ち込むためには、「オン」と「オフ」をしっかり切り替えることも大切です。ヨット部で風を感じる時間、友人と語らう時間――そうした休息こそが人を育て、心を豊かにするのです。全力で頑張ることと、心身を整えること、その両方を大切にしてください。
研究は思うような結果が出ないこともあります。しかし、それもまた医師としての大切な学びです。臨床の現場では、結果が予想と異なることなど日常茶飯事です。そのような中でも、患者さんと誠実に向き合う姿勢を忘れないこと――それこそが真の医師の姿です。
この研究室配属は、まさにその第一歩です。どんな結果であっても、そこから学び、次につなげていく姿勢を持ち続けてください。私たちはその歩みを心から応援しています。
研究室配属も2週間を切りましたね。研究室配属でしっかりとした知識、研究結果を整理し、発表する事は将来の臨床においてもしっかりと患者さんと向き合える事に繋がります。日々これ精進です。3年生の皆さん頑張って下さい!応援しています!



