産婦人科専門医・専攻医(専門研修)募集!

ごあいさつ

産婦人科は、人生にもっとも長くかかわり、そして次世代へ繋ぐ唯一の診療科です。

周産期における胎児管理・新生児管理・思春期の女性医学・婦人科腫瘍・成人における月経の問題 ・ 更年期症候群 ・老年期医療の女性ヘルスケアまで、 長く広く関わることができます。

 宮崎大学産婦人科教室は、あまり多い人数ではありませんし、凄く先進的な医療設備や特殊技術を多く持ち合わせているわけでもありませんが、日々、謙虚に自分たちができうることを全うしていくことで地域の医療に貢献しています。そしてそれを一人一人が積み重ねることで、大都市にも負けない世界に誇れる質の高い産婦人科医療を実践することができています。

私たちは地域の女性やその家族がもっとも欲している医療に応えることができる医師を、より多く育てていきたいと思っています。将来を担う若い先生方には、等しく得た機会を地道に積み重ねて医師としての力をしっかり身につけ、それぞれに最適な場所でその力を大きく伸ばし存分に発揮してもらいたいと思っています。

宮崎にゆかりのある人も、そうでない人も年齢経験問わず老若男女大歓迎です。

ぜひ私たちと一緒に産婦人科医療を学び、すべての女性とその家族の幸せな人生をサポートしていきましょう。そして、やりがいのある充実した医師人生の第一歩を踏み出していきましょう。

医局長 土井宏太郎

研修プログラムについて

当院の産婦人科は、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖内分泌、女性ヘルスケア、臨床遺伝医学の領域を担っています。周産期部門では、周産期専門医の指導のもとに母体胎児管理ならびに新生児管理を行っています。産婦人科医が新生児医療のトレーニング

を行っている施設は全国でも稀ですが、胎児管理から新生児管理を一連に管理することは、母児にとって極めて有用で、過去20年以上にわたり、全国トップクラスの実績を誇っています。

婦人科領域では、婦人科腫瘍専門医の指導下に、悪性腫瘍の集学的加療、腹腔鏡やロボット補助下などあらゆる婦人科手術を行っています。

その他、生殖内分泌、女性ヘルスケア、臨床遺伝医学についても学ぶことができます。

プログラムの特徴

専攻医1年目は大学病院で産科、婦人科、新生児領域をローテーションし、各領域の基本的な知識と手技を身につけます。専攻医2~3年目は県内の関連施設(地域周産期センター)を中心に研修を行います。各施設では基礎的な多くの症例を経験することができます。大学病院で比較的症例の少ない内視鏡手術や不妊症の分野は関連施設で経験できるようプログラムは作成され、3年間で専攻医申請に十分な症例が得られます。またこの期間に経験した症例について全国学会での発表、論文の作成を行います。専攻医4年目には産婦人科専門医を受験し資格取得が可能です。

ライフワークバランスについて

生命を守る現場は、やりがいや達成感に溢れていますが、体力や気力を消耗してしまうと長く活躍することが困難となってしまいます。最前線で働く医師であるからこそ、家庭を大切に、仕事以外のプライベートも充実することが大切です。私たちはすべての医局員と家族の幸せを願い、キャリアプランをうまく組み立て、医師として長く活躍することで地域医療に貢献していきたいと思っています

法的規制のみではなく実を伴う働き方改革を念頭に、有給休暇・特別休暇(夏季休暇)の取得、近年は男性医師の育休取得を推奨、また産休育休後の女性医師の復職率はほぼ100%を達成しています。

リカレント研修について

当講座では他部署所属の医師のリカレント研修を積極的にすすめてまいります。所属の医局や診療科にとらわれず、ハイリスク分娩の管理や新生児管理を学びたい、腹腔鏡手術を学びたい、いろいろ寒くてつらい、等理由はそれぞれですが、暖かな宮﨑の地で学びなおす研修です。途中入局も大歓迎です。気軽にご相談いただければと思います。

医局員からのメッセージ

東 真理恵

2020 年度入局

東 真理恵

医局の先輩方の勧めもあり、入局3年目に大学院に進学しました。臨床医として働きつつ、また学外施設で働きながら大変ではありましたが、コロナ禍でWEB授業が併用されていたこともありなんとか授業にも参加できました。4年目で大学に戻ってからは、周産期の臨床研究を他教室と合同で行っています。自分なりに疑問をもち、解決していくことにやりがいを感じています。


川越 万菜

2023 年度入局

川越 万菜

私は入局一年目の5月に出産し、産休・育休をいただいたのち今年の4月に復帰しました。現在は専攻医と育児の両立生活が始まったところです。 出産したものの、産婦人科医と子育てとの両立ができるか復帰前はかなり不安でしたが、医局の先生方が非常に気にかけてくださり、大変ありがたいことに子供との時間も確保できております。当医局は子育て中の女医さんも多数在籍しており、子育てとの両立を応援してくれる医局だと感じました。今、私が専攻医と子育ての両立ができているのも、桂木教授や医局長の土井先生をはじめとする先生方や自分の不在時に子供と一緒にいてくれる家族のおかげだと思っています。私は県外の大学出身であったため、卒業時宮崎に帰ってくるかギリギリまで悩みました。しかし、今こうして自分がやりたいことを思う存分させてもらい、自分達をサポートしてくれる家族のいる宮崎に帰ってきて、そして宮崎大学産婦人科に入局することができて本当によかったと思っております。自分もはやく知識や技術を身につけて少しでもお役に立てるように、恩返しできるように頑張りたいと思います。当医局は非常にアットホームで和気藹々とした医局です。先生方が親身にそして熱心にご指導してくださるおかげで充実した日々を過ごせております。まだまだわからないことだらけですが、先生方のおかげで少しずつできることも増えてきててとても楽しいです!少しでも興味を持ってくれた医学生、研修医の先生方にはぜひ一度見学に来ていただきたいです!


小野(小畑)静

2021年度入局

小野(小畑)静

当院産婦人科は新生児管理を小児科とともに行っています。出生後の管理を通して産科管理にフィードバックでき、これは他の病院にはない強みだと感じています。 また週に1回県内外の多施設を繋ぎテレビカンファレンスを行っており、自施設以外の様々な症例から学ぶことができます。
私達は小さな赤ちゃんから始まる女性の一生涯に寄り添っています。時には大変な時もありますが、それだけやりがいがあって、患者さんの喜びにも立ち会うこともできる唯一の診療科です。ぜひ一緒に体感してみませんか?

大富 正子

2019年度入局

大富 正子

産婦人科は周産期、腫瘍、新生児医療、女性医学など幅広い分野があり、やりたいことがあれば各々に適した道が用意されています。内科的な頭の使い方も、外科的な体の動かし方もでき、メリハリのある生活の中で専門性を高めていくことができるという魅力もあります。また、わたしたちの医局には出産・育児を行いながら働く医師が多数在籍しており、各々の人生設計に応じた働き方が可能です。
外科か内科で迷っている方、「何に向いているのかわからない」と悩んでいる方、子育てしながら仕事を続けていけるのか不安な方、ぜひ宮崎で一緒に働きましょう!

圓崎 夏美

2016年度入局

圓崎 夏美

産科では新たな命の誕生に立ち会い、NICU(新生児集中治療室)では小さく生まれた赤ちゃんの全身管理を行い、婦人科ではがんと闘う女性のサポートを行います。ひとえに産婦人科といっても学べることは幅広く、内科的管理から外科的管理まで様々な知識が必要です。私達は一丸となり、毎日宮崎の赤ちゃん&女性のため奮闘しています。忙しい・大変なイメージがあると思いますが、出産・育児を行いながら働く女性医師も増えており、自分の人生設計に応じた働き方ができるようサポートしていきます!宮崎の産婦人科医療を一緒に盛り上げていきましょう!


山田 直史

2008 年度入局

山田 直史

当教室では産科、婦人科、新生児科の3分野を皆がトレーニングして専門医に必要な技術・知識を習得します。約30年前に現宮崎大学学長の池ノ上克先生が県内の周産期医療を立ち上げ、NICU(新生児集中治療室)を主に産婦人科医が担当、診療を行うのが特徴です。2021年2月からは桂木真司教授が着任し、得意な周産期領域を中心に据え、ロボット手術も含めた婦人科、生殖医療など幅広い内容を含んだ魅力的なプログラムをさらに発展させる予定です。県内の関連施設は腹腔鏡を中心とした病院、産婦人科救急症例の多い施設等多彩で、充実した幅広い分野の研修が可能です。
分娩に立ち会う産科医は、新生児蘇生のスキルが重要で分娩直後に状態が悪い新生児に迅速に対応することが大切です。当大学では新生児領域のローテーションを行い新生児蘇生の技術を身につけることが可能です。そして臨床医かつ研究者として通用する人材の育成が目標です。少数の医師で構成される地域医療では短期間に多くのかつ深く濃厚な臨床経験が可能です。連携施設には数多くのバラエティに富んだ県外の施設と連携しています。またネットワークを利用した全国の施設との週1回のカンファレンス、米国、カナダへの留学、全国学会の主催など数々イベントを通し”臨床と研究に強い”医師の養成を目指しています。育児との両立も可能で多数の女性医師が現在、活躍中です。症例について一緒に悩み、考え、臨床の喜びを共有できる日が来ることを心待ちにしています。

ご相談・申込先

キャリア・年齢は問いません。
老若男女大歓迎です。研修期間に関しても、相談に応じます。

宮崎大学医学部 産婦人科
医局長 土井宏太郎

0985-85-0988(代表)
koutarou_doi@med.miyazaki.u.ac.jp

※ 採用に関するご質問・ご相談・お申し込みのみ受け付けております。それ以外のご連絡につきましては対応いたしかねますので、予めご了承ください。