卒後2年間は全国共通の教育指針に基づいた研修が行われます。詳細に関して、卒後臨床研修センターのサイトをご覧下さい。
宮崎大学医学部附属病院卒後臨床研修センター
循環器・腎臓内科は、内科の中でも循環器・高血圧、腎臓といった広い領域を研修することができます。2か月間の当科研修期間に、腎臓領域、循環器領域を1か月ずつに分けて研修してもらいます。
日々の診療においては、各領域の経験豊富な指導医がマンツーマンで指導にあたり、毎日16時30分からの新患紹介(症例プレゼンテーション)および申し送りにおいて、病棟医長や上級医からの総合的な指導を受けます。また、毎週木曜日に行われる教授総回診および新患・退院患者紹介を通じて、症例プレゼンテーション能力の向上を図り、日本内科学会認定内科医資格試験に準じた病歴要約を作成することで、診療記録作成の基本を身につけて頂きます。
なお、希少症例・難渋症例等においては、日本内科学会をはじめとする種々の学会や研究会において発表の機会が設けられます。
入局当初は循環器、腎臓といった所属グループを決めず(保留)、内科全般を研鑽する。4~5年目に内科認定医取得、所属グループを決め、スペシャリティートレーニングを受ける。または、関連病院(総合病院)勤務にて一般内科医としての研鑽を積む。
各専門グループに所属し、専門医取得を目指した研修を開始する。3年目大学病院病棟、4年目第一線病院・内科認定医取得、5年目以降スペシャリティートレーニングまたは国内外留学・各専門医取得・大学院進学
当科は開局40年を超える歴史を有し、これまで沢山の内科医を育成してきました。我々は地方の大学病院内科の役割として、地域社会に貢献できる内科医=「Generalist」の育成がまず大切と考えております。総合的な内科診療能力を修得した後、各領域における高度専門医療、先端医療、二次・三次救急診療を担える医師=「Spacialist」の育成、更には基礎医学・臨床医学における研究者の育成(医学博士)を目標としています。地域診療からグローバルな研究活動まで、個々人が描く多様なキャリア形成を幅広くサポートします。
研修修了後、3年目4月に入局になります。循環器・腎臓内科では、主に2コースを用意しております。内科専門医に必要な症例を経験しながら、カンファレンスおよび指導医からのサポートも受け、医師として必要なスキルを取得していきます。「研修手帳(疾患群項目表)」に定められた疾患の経験が当院では可能であり、日本内科学会専攻医登録評価システム(JOSLER)への登録を利用して内科専門医取得が可能です。同時に日本循環器学会専門医や日本腎臓病学会専門医等に必要な症例も経験し、最短で各種資格を取得できるシステムを採用しています。また、大学院進学による博士号取得を目指す医師、国内・国外への留学を希望する医師への対応も積極的に行っています。可能な限り各人の希望に沿ったキャリア形成を支援します。
女性医師の離職を予防し、復帰際のサポートにも力を入れています。