宮崎大学医学部附属病院 検査部

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負荷心電図検査

負荷心電図検査

負荷心電図検査の目的は?

心臓に、負担がかかった時だけ現れる心電図の変化を見るのが目的です。労作性狭心症や不整脈の診断、どのくらい運動が可能か等を評価する時に行います。

どうやってするの?

胸に運動負荷心電図用電極を装着し、腕に血圧測定用のカフを巻いた状態で、ベルトコンベア-の上を歩いていただきます。患者さんの状態に応じて、ベルトコンベアーのスピードや傾きは異なりますが、ゆっくりしたスピードからはじめて、一定時間ごとにスピードを速くし、傾きを大きくしていきます。

何分間歩くの?

負荷心電図検査

個々の患者さんが何処までできるかをみるものですから、“胸が痛い” とか“息苦しい”“足が痛い” 、“疲れた” など、どんな症状でも現れたら必ず知らせてください。

絶対に無理や我慢はしないでください。

運動終了の目安は、上記のような患者さん自身による症状の他に、心拍数が目標の値になった時、血圧が上がりすぎたとき等です。また、必要に応じて中止する場合もあります。

運動終了後、患者さんの状態、心電図や血圧等が落ち着くまで様子を見ます。これらが安静時の状態に戻ったら、電極を外して検査終了です。所要時間は個々人で違いますが、20分~30分程度です。

検査を受ける準備は?

検査前は食事、喫煙は行わないでください。

もし、食事や喫煙のすぐ後で運動負荷心電図の指示をされた場合は、そのむね医師に伝えて、時間を遅らせてもらってください。

前もって運動負荷心電図があることがわかっている時は、運動しやすい服装で来院されると良いでしょう。

何がわかるの?

労作性狭心症や運動で誘発される、不整脈などをみるための検査です。その他、お薬の効果や、行える運動の程度をみたりもします。詳しくは主治医にお尋ねください。