宮崎大学医学部附属病院 検査部

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心電図検査

心電図検査

心電図検査の目的は?

この検査は脈の乱れ、胸の痛み、動悸、呼吸困難、失神などの症状や原因不明のショックといった場合の診断あるいはその経過観察のために行う検査です。

また、術前検査の一つとして手術を予定されている患者さんの心臓に問題がないか確認するためにも行います。

何を記録しているの? ビリビリするの?

心電図とは、心臓が動くために患者さんの体内から生じる電気的活動を、体の表面から記録するものであり、決して患者さんに電気を流して行う検査ではありませんので、ご安心ください。

どうやってするの? 時間がかかるの?

手首、足首、胸が出せるようにしてベッドに仰向けに寝ていただきます。この時、足は軽く開いて両手は体から少し離してください。技師が手首、足首、及び胸にシールを貼り、電極を接続します。

電極をつけ終わったら体の力を抜いてゆっくりし、手足等動かさないでいてください。

記録自体は1分、長くても2分ぐらいで終わりますが動いたり体に力が入ったりしてスムーズにできない場合は時間がかかります。

記録が終わりましたら電極を外して検査終了です。検査準備から終了までスムーズにいけば5~10分程度です。(患者さんの状態や検査の状況により、この限りではありません事はご了承ください。)

腰が痛くて仰向けにねれない場合は?

腰痛等で仰向けにねるのが苦痛な方は、遠慮せずにお申し出ください。背当てをして上体をやや起こし気味でとったりなど、できるだけ苦痛なく検査を受けていただけるようにします。その他、皮膚が弱くてシール電極では表皮がむける心配のある方など、何らかの痛みや不安のある方、あるいは痙攣等により意識して力を抜く事が困難な方は遠慮なく技師にお申し出ください。

何がわかるの?
正常心電図

不整脈の有無や種類、心筋虚血、心臓肥大、心筋炎などの可能性、手術を受けるのに問題ないかなどを判断する検査の一つですが他の検査との総合判断になりますので、詳細については医師にお尋ねください。

※当検査室では心電図検査は原則として女性技師が行います。