宮崎大学医学部附属病院 検査部

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脳波検査

脳波検査

脳波検査の目的は?

この検査はけいれん等の精査、脳障害、睡眠障害といった脳の機能障害、あるいは外傷等による脳へのダメージの評価を行うための検査の一つです。

何を記録しているの? ビリビリするの?

私達が生きている限り脳細胞は常に活動しています。そして脳は、その活動に応じて微弱な電気を発生しています。この電気の流れを頭の表面から記録したものが脳波であり、患者さんに電気を流す検査ではありませんので、ご安心ください。

どうやってするの? 時間がかかる?

脳波検査

脳波を記録するためには、頭の上にたくさんの電極をつけます。電極をつける部分を拭いてからノリのようなものをつけますが、決して体の害になるようなものではありません。さわるとベトベトしていますが、流水で洗えば落ちますので心配はいりません。

20個以上の電極をつけるために、準備に10分~15分記録時間が20分~40分程度かかりますので、全体で40分~1時間位考えておいてください。

この間、お手洗い等には行けませんので、検査の前に済ませておいてください。

脳波は、リラックス状態で記録するのが望ましい検査です。決して痛い検査でも、恐ろしい検査でもありません。楽な気持ちで受けてください。

検査中は目を閉じて、体及び頭も力を抜いて楽にベッドに横になっていただきます。必要に応じて技師が「目を開けてください」とか「深呼吸をしてください」というような指示を行いますのでその指示に従ってください。

何がわかるの?

てんかんの評価や、頭部の外傷が脳に与えている影響などを示唆するものではありますが、脳波検査単独であるいは一回きりの検査で、決定できるものではありません。他の検査結果や、前回の脳波結果と総合して判断しなくてはいけませんので、詳しいことは医師にお尋ねください。