当院では宮崎市田野地区、清武地区ほか近郊の医療機関様からの放射線画像検査(CT: Computed Tomography, MRI: Magnetic Resonance Imaging)を随時受託いたしております。
当院放射線部門においては、放射線診断専門医(宮崎大学医学部附属病院放射線科)による、精度及び信頼性の高い画像診断を実現するために、該当患者の容態や臨床データなどを可能な限り収集・整理した上で画像検査を実施し画像データに合わせて専門医に情報提供しております。また、放射線画像検査履歴と指摘疾病名をデータベース化(2015年4月指定管理制開始以降分)しており、患者単位で画像診断経時的観察としての利用も容易となっております。
検査機器について
・CT 機種名:全身用X線CT診断装置 Supria Optica(64列検出器 心電図同期なし) 令和5年9月にCT装置の更新を行いました。従来の装置に比べ、撮影時間の短縮や画質の向上等、検査環境が充実しました。
・MRI 機種名:MRイメージング装置 APERTO Lucent(0.4テスラ) 令和6年1月にMRI室の改修工事及びMRI装置アップグレードを行いました。従来の装置に比べ、撮影時間の短縮や画質の向上等、検査環境が充実しました。
撮影依頼についての詳細
撮影依頼受付
受付時間は 平日の9時00分~15時00分まで(火・木曜日は午前11時00分まで)となっております。予約は不要ですので、診療情報提供書をご用意いただき、当日持参出来るよう患者本人へお渡しください。また、以下の検査当日のご説明をお願いします。併せて、ビグアナイド系糖尿病薬を服用中で、造影剤使用した検査を希望される場合、検査前2日間、検査日、検査後2日間中止することをあらかじめご説明ください。
なお、診療情報提供書には下記内容を記入、添付してください。
- 患者氏名(漢字、カナ)、生年月日
- 検査部位
- (造影検査を行う場合)造影剤副作用歴
- (MRIを行う場合)閉所恐怖症の有無、体内包埋金属の有無
- 直近の血液検査データ(生化学・血算・腫瘍マーカーなど)[特に造影検査を行う場合、最近の血清クレアチニンのデータがない場合は当院にて血液検査を行います]
- 喘息の既往歴がある方、重篤な心臓、肝臓または腎障害がある方の造影検査は実施できません。
検査当日
診療情報提供書、マイナンバーカード、保険証、高齢受給者証、お薬手帳を持参の上、受付へお越しください。
基本的に腹部CTやMRIでは約3時間絶食していただきます。受診が午前の場合は朝食を、午後の場合は昼食を控えていただきます。水やお茶などの水分は通常通り摂取してください(ただし牛乳やジュースなどは不可)。
来院後、ご依頼検査内容に基づき診察・問診を行います。
造影検査を行う場合は、必要に応じて、血液検査を行うことがあり、その際は1時間程度時間を要します。その後、造影検査が可能であれば、上肢に造影剤注入及び生理食塩水注入のための静脈路を確保します。
検査入室後は診療放射線技師および看護師の指示に従い検査を受けていただきます。検査に伴う入退室までに要する時間は、CTは単純撮影でおよそ10分間、造影撮影でおよそ20分間、MRIは30~40分間程度です。
検査終了後
単純検査の方はそのまま診察室前にてお待ちください。造影検査の方は付き添い看護師の案内に従って、処置室にて安静の後に静脈路を抜去します。
受付・会計にて、依頼元医療機関宛ての放射線検査画像データCD/DVDを患者様ご本人へお渡しします。
※検査終了からCD/DVD作成、手渡しまで1時間程度の時間を要します。時間には余裕をもってご来院くださいますようお願い申し上げます。
画像診断報告書郵送
原則、毎週金曜日午後に放射線診断専門医による画像診断を実施しています。画像診断報告書は翌週月曜日に郵送にて依頼元医療機関宛てに送付いたします。なお、金曜日の午後に検査を実施した場合は、画像診断報告書は翌々週の月曜日の送付となることがございます。悪しからずご了承ください。