国立大学法人宮崎大学は、平成27年4月1日から宮崎市立田野病院及び宮崎市介護老人保健施設「さざんか苑」を指定管理運営することとなり、診療等の永続的な医療サービスを提供するとともに、総合診療医等の地域連携教育の中心的役割を果たすため、宮崎市立田野病院内にコミュニティ・メディカルセンター(CMC)を開設しました。
特徴的な教育
総合診療(家庭医療)に関する教育
宮崎市立田野病院では、予防や生活支援も含めた診療を通して、総合診療医(家庭医)を目指す医学生の教育や地域医療の現場で活躍できる看護師及び保健師の養成を行います。
地域医療に関する教育
病院を受診する患者だけでなく、在宅療養中の患者や地域内の施設で療養中の患者を訪問する訪問診療を一緒に学んだり、地域全体をケアできる医療人を育成する地域医療教育も提供します。
多職種連携に関する教育(Interprofessional education)
地域包括ケアを実践するために必要な保健医療福祉分野の人材育成において、多職種連携教育はますます重要になってきており、病院・老人保健施設及び地域の関係機関と協力しながら各分野の学生や現職がともに多職種連携を学ぶことができるコミュニティの提供を行います。