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桂木教授の部屋

清花際でクイズ企画に出場しました

2025年11月15日、16日、宮崎大学医学部の学園祭である清花際が盛大に開催されました。心配されたお天気も何のその、医学生の日頃の願いがかなって、快晴の秋空の元楽しい2日間となりました。

私もクイズ企画に出させて頂き、大変楽しかったです。『あ』から始まる医学生の印象は?と聞かれて、フィリップにすかさず私は『アルバイト』と書きました。小松先生は『暗記』と書かれて、拍手の数で小松先生に軍配があがりました。医学生在学中のアルバイトは大きな意味があると思います。単に金銭が手に入るだけではなく、社会貢献、社会の仕組み、学校を離れた上下関係、規律の順守、など多いに学ぶべき事があります。私は医学生時代は家庭教師、ほかほか亭調理場、宮崎空港の電気配線工事、生目バイパス工事、アート工芸(着物展示)等等、多くのアルバイトをしました。同級生の中では平均的かなと思います。アート工芸のアルバイトは今の医学生の田野の大根選別のバイトと仕組みが似ていて、アルバイトリーダーが、時間の空いている人に希望を取って、現場に連絡を取っていました。今のようにスマホもラインもメールもない中で、自宅の電話で連絡を取っての連携プレーですから、今の学生さんには想像もつかないような連絡方法ですね。

アルバイトをすると必然的に医学部以外の人たち、年齢が上の人達、同級生、下の人達色んな人と会話する事が出てきます。このコミュニケーションこそ我々医療者に必要な『態度』を養う上で役に立つと思っています。バイト先の仲間にも自然に思いやりをもって優しく接する・・困っていたら助けてあげる・・そんなところから将来患者さまによりそう医師らしい人格・品格が自然に形成されていくのではないでしょうか。医学生頑張れ!の意味を込めた発言が清花際でもできてとても良かったです! 本当に宮崎大学医学部のスローガンのように『地域から世界へ!』を目指して楽しく医学生時代を過ごし、幅広い知見、確かな技術、安定した態度が示せる医療人に育っていって下さいね!

両端は司会の医学生。左から精神科舟橋先生、耳鼻科髙橋先生、私、免疫佐藤克明先生、医療人育成推進センター小松先生、病理佐藤勇一郎先生。 「忍者のポーズは?」で一斉にポーズを取りました。縦投げ手裏剣:桂木、佐藤克明、佐藤勇一郎先生 横投げ手裏剣:髙橋、小松先生 にんにんポーズ:舟橋先生

上記写真の6名の先生達は性格占いでチーム分けされました。私は免疫の佐藤克明先生と同じチームでした。佐藤先生とは一致した答えも多く、そうでない答えも多く、なかなか楽しかったです。企画して頂いた、医学生の皆様どうもありがとうござました。日頃、仕事ばかりで、このような写真はなかなか撮影しませんのでとても良い思い出になりました。

医学部4年生の皆さんは翌日11月17日(月曜日)からクリクラⅠ(臨床実習)でしたね。清花際の後片づけは3年生以下で行うという宮崎大学医学部の伝統ですものね。産婦人科に回ってきた1班の4年生達も若干、今週は緊張気味でしたね。医師をめざすには欠かせない、臨床実習です。患者さまから我々医師は多くの事を学んでいます。その診療姿勢をどうぞ肌で感じて学び、充実した実習として下さい!