腎臓グループ
CLINICAL MEDICINE  RESEARCH

診療について

   先天性腎尿路奇形、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病(透析治療含む)、腎移植後など、小児のあらゆる腎疾患の診断と内科的治療を行っています。小児の腎生検、急性血液浄化療法、腹膜透析等については、宮崎県内では当科のみが対応しています。

   具体的には以下のような診療を行っています。

  • 先天性腎尿路異常(水腎症、膀胱尿管逆流など)を適切に診断し、精密検査や手術の必要性について判断します。
  • 血尿や蛋白尿など検尿異常を認める場合には、必要に応じて腎生検を行い確定診断します。
  • IgA腎症などの慢性糸球体腎炎に対しては、腎生検による重症度評価のうえで、ステロイド治療や扁桃摘出術などの治療選択を提示し、ご本人やご家族と相談しながら治療を行います。
  • ネフローゼ症候群は再発を繰り返すことの多い疾患ですが、症状に応じて免疫抑制剤を使用し、薬剤の副作用や学校生活への影響が最小限に抑えられるように治療を行います。
  • 急性腎不全や代謝性疾患など、急性血液浄化療法が必要な症状の場合には、集中治療部のスタッフと協力して治療を行います。
  • 腎移植が必要な場合には、県外の専門施設と連携して腎移植前の準備、腎移植後の薬剤調整などを行います。

研究について

  • 遺伝性腎疾患における遺伝子解析
  • 尿中ボウマン嚢上皮細胞mRNAによる糸球体腎炎の非侵襲的バイオマーカーの確立
  • IgA血管炎における腎炎発症と自然寛解の予測に対するAIMの有効性
  • ヒトiPS細胞から作製した腎臓オルガノイド(ミニ腎臓)を用いた腎疾患の病態解析
  • ヒトiPS細胞から作った腎臓オルガノイド(ミニ腎臓)に血流を組み込む研究(宮崎大学血管動態生化 西山教授と共同研究)
  • Arafバリアントが動脈瘤形成におよぼす影響の解析
  • 小児ネフローゼ症候群における抗ネフリン抗体の保有率と臨床的特徴の調査
学内

此元 隆雄

田中 悦子

黒木 純

阪口 嘉美

腎臓

血液・腫瘍
グループ

神経グループ

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