- 平成20年卒
- 役職:医員
- 専門:神経内科学
2008年に宮崎大学を卒業後,静岡県浜松市の聖隷浜松病院で2年間の初期研修,引き続き5年間の神経内科の研鑽を積み,2015年4月より再び宮崎に戻ってまいりました.学生時代の自分には,宮崎は何もない田舎のように感じることが多かったですが,戻ってくると,生活しやすく,仕事をする上でも不自由なことは少なく,気候も人も暖かく,暮らしやすいところだと感じました.
3内科には,自分が所属する神経の他に,呼吸,代謝,内分泌のグループがありますが,これらに共通することとして,3つの「ない」がある科だと思います.3つのないとは,「わからない」,「なおらない」,「あきらめない」です.自虐的な表現のように聞こえますが,物は言いようであり,「わからない」とは,これから新しいものがわかってくる,「なおらない」とは,これから出てくる新しい治療に多く立ち会える,といった具合に,新しい知見に関わる機会が多い科だと思います.また,どんな病気に対しても「あきらめない」スタンスは,医師として最も重要なことです.神経内科は,特にこの3つのないの要素が強いと思いますが,明るく活気のある雰囲気の中で,日々,新しく面白いものを探しながら仕事をしています.
初期研修を終えて次年度から,神経内科を志そうとしている研修医の先生だけでなく,私のように市中の急性期病院で臨床に明け暮れた後,違う環境で仕事をしてみたいと思った先生方も一度見学に来ていただけたら嬉しいです.一緒にがんばりましょう(2015年に記載)