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日本血栓止血学会岡本賞（Shosuke Award）を病理学講座構造機能病態学分野の浅田祐士郎名誉教授が、優秀ポスター賞を同分野の前川和也助教が受賞！

岡本賞(Shosuke Award)とは

血栓止血学領域に多大な貢献をされた岡本彰祐氏の遺志の下、人類の幸福に貢献しうる研究者を対象とする名誉ある賞です。

心筋梗塞などの動脈硬化症に起因する血栓症における発症機序を明らかにした浅田先生の一連の研究が評価されました。

血栓がどのようにして発生するのか、動脈を塞ぐほどに大きくなるのか、大きな血栓ができるような動脈硬化病変の特徴は何か、などを明らかにしてきました。

これらの成果は、突然発症する心筋梗塞や脳梗塞などを未然に診断する画像診断技術の開発や出血性合併症の少ない予防薬の開発に貢献する内容です。

動脈硬化に起因する血栓形成は、その動脈硬化病変の血栓性に大きく影響を受けます。前川助教は、その血栓性に重要な血液凝固因子が過剰発現する仕組みとして、炎症性刺激と低酸素状況の組み合わせが重要であることを明らかにしました。この成果は、動脈硬化症に対する新たな治療法の開発に貢献する内容です。

（左写真　浅田先生）　（右写真　前川先生）

宮崎大学医学部病理学講座構造機能病態学分野ホームページ
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/pathophysiology/