2025年4月19日、金沢市の野村ラーニングセンターにて、金沢大学、富山大学の若手産婦人科医を対象に、表題セミナーが実施されました。宮崎大学産婦人科の松敬介先生も若手医師に向き合い、美しい創部を目指したトレーニングを指導しました。


写真右から宮崎大学産婦人科 松敬介先生、県立富山中央病院産婦人科医長 草開妙先生(宮崎大学医学部卒)、鳥取大学女性診療科講師 小松宏彰先生




松敬介先生は現在産婦人科の医学生の教育医長の先生です。今回のような活動は日本産婦人科学会のOGOG(オージーオージー)プログラムの中に組み込まれています。産婦人科医から産婦人科医へ技術継承をする内容です。松先生はOGOGプログラムの3代目委員として先日は北陸の若手医師20名(研修医、専攻医、産婦人科医師)に研修会を開催した、という事になります。
一番上の写真の前列の女性は草開 妙先生という富山県立中央病院で活躍する宮崎大学出身の医師です。草開 妙先生はOGOGプログラムの第2期の先生です。地元の富山県立中央病院でダビンチ手術、腹腔鏡手術、婦人科内視鏡手術の3つのサブスペシャリティーの認定資格を持ち、バリバリに活躍されているとても明るい素敵な先生です。草開 妙先生はこのような婦人科手術の資格を多数持ちながら、日本産婦人科学会のOGOGプログラムのみならず、日本産婦人科学会の若手委員でもあり、2024年の働き方改革開始に向けては全日本の産婦人科医師の労働時間のアンケートを取ったり、学会で発表したりとアクティブに仕事をされている先生です。お子さんもいらっしゃる女性医師ですが、とてもはきはきとされており、私の自慢の後輩の一人です。
松敬介先生はそのような富山県立中央病院の雰囲気が気に入り、部長の谷村先生とも数回お話しして、大変意気投合し、富山県立中央病院に国内留学したい、ロボット手術、内視鏡手術、子宮鏡手術、をバリバリしている環境に身を置いて自身を磨いてみたい!と思う様になりました。
医局長の平田徹先生と相談し、私は、松先生を2026年4月1日より、富山県立中央病院に国内留学として派遣する事を決めました。松先生は来年から国内留学するに当たり、今は学生の教育をとても熱心に行ってくれています。クリクラⅠの学生さん、クリクラⅡの学生さん、研修医の先生がスムーズに楽しく学習できるように準備を色々整えてくれています。
最後に:宮崎大学は医学生、研修医の皆様が良い医師として活躍できるように、バランス良い教育環境を整えています。今回紹介した松先生のように、基礎トレーニングを一通り終えて、更に希望する方には国内留学で臨床力、資格が取れるニーズを満たせる準備もしています。その培った専門技術を宮崎で再度思う存分発揮し、医師を続けてて良かった!! と50代、60代になっても思えるような医師を育てていきたいと私は思っています。