本日は宮崎大学医学部すずかけ太鼓部の新幹部が、幹部交代の挨拶に来てくれました。未来を担う宮崎大学の若者としばし、産婦人科教授室で談笑しました。新部長は医学部3年生嶋田健吾君、副部長は看護科2年生河原未空さんです。


副部長の河原未空さんのメッセージです。
宮崎の魅力は、何といっても自然の豊かさと人の温かさです。澄んだ青空や広がる海を見ると、どんなに疲れていても前向きな気持ちになれます。地域の方々も親しみやすく、学びの場としてとても恵まれていると感じます。
その中で、私が目指す理想の看護師像は「患者さんに安心を届けられる存在」です。技術や知識をしっかり身につけることはもちろん、相手の小さな変化や思いに気づけるような感性を大切にしながら成長していきたいと思います。
すばらしいですね。宮崎大学での看護学部での生活にすずかけ太鼓での活動が色を添え、厳しい練習と音楽を作り上げる努力・忍耐・充実感と共に社会に羽ばたいていくと思います。河原さん頑張って下さいね!
続いて部長の医学科4年の嶋田剣吾君からのメッセージです。
お疲れ様です。
宮崎大学すずかけ太鼓部部長に就任しました嶋田です、よろしくお願いします!
出身は大阪で宮崎には縁もゆかりもなかったわけですが、宮崎は時間がゆっくり進んでいる感じがして、すごく気に入りました。大阪にいる時は5分に一本来る電車に乗り損ねただけで悔しがっていましたが、宮崎県人となった今では何分でも待てます!
僕は実はすずかけ太鼓部には途中入部しました。音楽祭の演奏を観に行ってそこで感動し、入部を決断しました!特に大太鼓のかっこよさに感動して、ずっと大太鼓を叩きたいと思っていたのですがとうとう大太鼓デビューしました!今回は大地の響きという曲の大太鼓を叩くのでよろしくお願いします!
最後になりますが、いつもすずかけ太鼓部のことを気にかけてくださっている顧問の桂木先生やOB・OG の皆様など、すずかけ太鼓を支えてくださるすべての方々のおかげで、楽しい青春を過ごせています。
この場をお借りして心より感謝を申し上げます。
最後に顧問として私の挨拶を述べます。
顧問挨拶 宮崎大学医学部付属病院産婦人科 桂木真司
すずかけ太鼓の音色は私達、宮崎大学で働く職員の心を癒してくれます。従来音にはいろいろな意味があります。何かを警戒するためにならす音、陸上競技のスタートのように基準を示すもの、そしてすずかけ太鼓の音のように曲としてのメッセージを伝えるものなどさまざまです。
皆さんいつも本番では半被に地下足袋という服装で曲を披露しています。おそらく太鼓は、日本古来の歴史の中で、納涼の時期や農業、漁業、狩猟の豊作、またはその感謝の意味を込めて演奏されてきたこともあったと思います。その中で曲の対象は海や、山、川という広大な領域や、狩猟の対象であった動物だったこともあると思います。いずれにせよ、太鼓の音色には日本人古来の願いと感謝が込められそれが日々の生活の節目節目でたたかれ、そして受け継がれてきたと推察します。皆様も宮崎大学に通う学生として、進級や、卒業、医師資格、看護師資格などさまざまなものを目指されていると思います。医師・看護師・その他の社会資格を持つ私達社会人は、社会貢献・地域振興を目指すという点では共通するものがあります。皆様の太鼓の音色は皆様の将来を切り開く豊かな音頭となることと思い、冒頭のようにそれを垣間聞く私達宮崎大学職員の心は癒され、そして皆様を応援しています。『宮崎から世界にはばたけ』です!
すずかけ太鼓部の皆様の多くは10代、20代の方が多いと思います。若い世代に目標を持ち、目標に向かって太鼓をたたき続ける姿には日本の将来の有望さを感じます。今年入部された方、今年卒業される方、多くの新旧交代があることと思います。若者が若者を育て、日本社会に育っていく。素晴らしい流れだと思います。社会生活の中で貧困、経済、賃金、福祉、国内外の紛争、さらにはLGBT、少子化、家庭内ネグレクトなどさまざまな問題があります。医療職に就く多くの私達はそれぞれの社会問題の動向に十分関心を持ち、『病気をみるのではなく病人をみよ』といわれるようにその人の社会背景を十分に知り、心の問題に寄り添えるような医療人、また社会人になる事を望まれています。宮崎大学に通う、4年間、6年間、またその卒業後もそれらのことを肝に銘じて過ごしていただければと思います。
すずかけ太鼓部で何千回も太鼓をたたいてきた皆さんは、太鼓の持つ人と人を結びつける合図を叩き続けているわけですから、心こもった社会の一員となるその鍛錬を日々行っていると思います。それでは、♪掛け声とともに頑張っていきましょう! ではご一緒に “宮崎大学すずかけ太鼓部 セイヤー!”