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桂木教授の部屋

すずかけ太鼓部 宮崎大学医学部音楽祭で演舞を披露

6月21日日曜日 宮崎大学医学部音楽祭が開催されました。すずかけ太鼓部の勇士が練習成果を披露しました。部長嶋田剣吾君より頂いた写真を披露します。

みなさん、桂木教授のブログに出演する事にご同意を頂いた部員達になります。

大地の響きのみなさん
大迫力の大地の響き
緩急のある海の旋律
海の旋律の皆さん
楽しい曲調の雪花の舞
雪花の舞の皆さん
最高学年の5年生の皆さん
リハーサルでもリラックス!
大太鼓に身長負けました!
本番前の最後の練習
観客としても鑑賞しました!
緊張するけど頑張るぞー!
OBの皆さん、家族の皆さん、差し入れありがとうございます!
本番前に円陣で気合を注入!
演奏後は楽しい打ち上げ!

すずかけ太鼓部 顧問挨拶 宮崎大学医学部付属病院産婦人科 桂木真司

すずかけ太鼓の音色は私達、宮崎大学で働く職員の心を癒してくれます。従来音にはいろいろな意味があります。何かを警戒するためにならす音、陸上競技のスタートのように基準を示すもの、そしてすずかけ太鼓の音のように曲としてのメッセージを伝えるものなどさまざまです。

皆さんいつも本番では半被に地下足袋という服装で曲を披露しています。おそらく太鼓は、日本古来の歴史の中で、納涼の時期や農業、漁業、狩猟の豊作、またはその感謝の意味を込めて演奏されてきたこともあったと思います。その中で曲の対象は海や、山、川という広大な領域であったり、狩猟の対象であった動物だったこともあると思います。いずれにせよ、太鼓の音色には日本人古来の願いと感謝が込められそれが日々の生活の節目節目でたたかれ、そして受け継がれてきたと推察します。皆様も宮崎大学に通う学生として、進級や、卒業、医師資格、看護師資格などさまざまなものを目指されていると思います。医師・看護師・その他の社会資格を持つ私達社会人は、社会貢献・地域振興を目指すという点では共通するものがあります。皆様の太鼓の音色は皆様の将来を切り開く豊かな音頭となることと思い、冒頭のようにそれを垣間聞く私達宮崎大学職員の心は癒され、そして皆様を応援しています。『宮崎から世界にはばたけ』です!

すずかけ太鼓部の皆様の多くは10代、20代の方が多いと思います。若い世代に目標を持ち、目標に向かって太鼓をたたき続ける姿には日本の将来の有望さを感じます。今年入部された方、今年卒業される方、多くの新旧交代があることと思います。若者が若者を育て、日本社会に育っていく。素晴らしい流れだと思います。社会生活の中で貧困、経済、賃金、福祉、国内外の紛争、さらにはLGBT、少子化、家庭内ネグレクトなどさまざまな問題があります。医療職に就く多くの私達はそれぞれの社会問題の動向に十分関心を持ち、『病気をみるのではなく病人をみよ』といわれるようにその人の社会背景を十分に知り、心の問題に寄り添えるような医療人、また社会人になる事を望まれています。宮崎大学に通う、4年間、6年間、またその卒業後もそれらのことを肝に銘じて過ごしていただければと思います。

すずかけ太鼓部で何千回も太鼓をたたいてきた皆さんは、太鼓の持つ人と人を結びつける合図を叩き続けているわけですから、心こもった社会の一員となるその鍛錬を日々行っていると思います。それでは、♪掛け声とともに頑張っていきましょう! ではご一緒に “宮崎大学すずかけ太鼓部 セイヤー!”