PTX3と動脈硬化の関係を明らかとした原著論文が公開されました

本講座盛口助教らと、国立循環器病研究センター、宮崎市郡医師会病院、本学循環器内科などとの共同研究の論文が国際誌であるThrombosis Resarchに掲載されました。
 
反応性タンパクの一つであるペンタラキシン3が動脈硬化の進行病変や不安定狭心症の冠動脈プラークに多く沈着していること、一方で沈着の多い動脈硬化病変の方が血管内治療後の再狭窄率が低下することを示しました。その機序として平滑筋細胞の増殖や浸潤、血小板凝集にペンタラキシン3が抑制性に作用することを明らかにした内容です。
 
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Otani T, Moriguchi-Goto S, Nishihira K, Oguri N, Shibata Y, Matsuura Y, Kodama T, Asada Y, Hatakeyama K, Yamashita A. Intralesional pentraxin 3 increases with atherosclerotic disease progression, but may protect from thrombosis: Friend or foe? Thromb Res. 2024 Jan 9;234:134-141. doi: 10.1016/j.thromres.2024.01.004.