大島賞
大島賞は、永年にわたって動脈硬化に関する秀れた研究を行い、かつ日本動脈硬化学会の発展に特に功績のあった人物に授与される、名誉ある賞です。同講座では、住吉 昭信 名誉教授/宮崎大学初代学長に続き、2人目の受賞となります。第56回日本動脈硬化学会総会・学術集会では、「動脈硬化と血栓症:アテローム血栓症における血栓形成機序」と題した受賞講演が行われました。
大島賞の受賞に至った研究についての概要、期待される成果
心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の発症機序を明らかにした一連の研究、並びに学会理事や学会誌であるJournal of Atherosclerosis and Thrombosisの編集長などを歴任した学会発展への貢献が評価されました。動脈硬化病変がどのようにして発生するのか、症状を発症するときに生じる血栓の形成機序は、なぜ動脈硬化病変では大きな血栓が生じるのか、などを明らかにしてきました。これらの成果は、突然発症する動脈硬化性疾患を未然に診断する画像診断技術の開発や出血性合併症の少ない予防薬の開発に貢献する内容です。
論文、参考URL等
▽第56回日本動脈硬化学会総会・学術集会の受賞講演・授賞式▽
https://www.jsth.org/wordpress/news/%E7%AC%AC6%E5%9B%9E2022%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85%E3%81%8C%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82/
宮崎大学医学部病理学講座構造機能病態学分野ホームページ
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/pathophysiology/