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運動器とは?

スポーツ傷害Q&A

運動器とは?

「運動器」とは骨・関節・筋肉・神経など体を支えたり、動かしたりするための器官のことをいいます。

骨と関節のつくりとしくみは

骨にはからだを支える、からだを守る、血液をつくる、カルシウムをためる、などの働きがあります。
関節は「靭帯」という骨と骨をつないでいる丈夫なひものようなもので結ばれています。関節をつくっている骨の表面は、つるつるした「軟骨」で覆われています。さらに軟骨はぬるぬるとした「関節液」とういう液体に包まれています。

手や足などのよく動く部分の関節は、この3つの仕組みがあるために、ずれたりせずに、なめらかに動くようになっています。

筋肉の役割は?

筋肉にはからだを動かす(筋肉が力を出してからだのいろいろな部分を動かします)、熱をつくる(からだのなかのエネルギーを使って熱を作り、体温を保ちます)、血液が流れるのを助ける(筋肉が伸びたり縮んだりしてポンプのような役割をします)、からだを守る(衝撃から骨や内臓をまもります)、などの役割があります。

からだを動かすしくみ

からだ(筋肉)を動かす時は、ます脳で命令をします。その命令が脊髄・末梢神経を伝わって筋肉に届きます。命令が届いた筋肉が縮むことによって関節が動きます。
筋肉が関節をまたいで骨についているので、筋肉が縮むと関節が曲がる仕組みです。

参考文献

運動器のおはなし 大人も知らないからだの本(「運動器の10年」日本委員会)