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スポーツ時のケガや故障の予防法

スポーツ傷害Q&A

スポーツ時のケガや故障の予防としてはどんなことに気をつけたらいいでしょうか

大きく分けて「身体面と環境面の注意」が大切と思われます。
身体面の注意としては主に選手個人が注意することが多く、環境面の注意としては選手個人と共に競技関係者すべてがコンディション調整や危険を避ける準備をする必要があると思われます。

身体面の注意にはどのようなものがありますか

  1. スポーツ前の準備
    練習による疲労の蓄積や痛みを持ったままの競技参加は控えましょう、睡眠不足にも注意、競技当日の長距離の移動も避けたほうがいいでしょう。また、高血圧や糖尿病など持病を持っている方は事前に医師に相談してから競技に参加しましょう。
  2. スポーツ時のケア
    ウォーミングアップ・ストレッチを十分行いましょう。競技中にも水分補給を行いましょう。痛みや動悸・呼吸苦が出たら我慢せずに一度ケガの程度や体の状態を確認しましょう。
  3. スポーツ後のケア
    クールダウンを行い、痛いところはアイシングをしましょう。ケガや故障を認めたら必ず病院を受診しましょう。

環境面の注意にはどのようなものがありますか

  1. シューズやウェア等の用具の準備
    シューズや用具等の消耗や破損に注意しましょう。形・サイズなども適切なものを選ぶようにしましょう。特に身を守る為の道具(ヘッドキャップ、フェイスガード、マウスピース、ライフガード等)は体にあったものを適切に装着するようにしましょう。
  2. グランド・競技場の器具やサーフェイスの準備
    競技上サーフェイスの状態を安全に保ちましょう(屋外では石や金属・ガラスなど、室内では水や水滴、汗などに注意)。
    ゴールやポスト、ネットなども適切な状態に保ち折れたり、切れたり、倒れたりしないように事前に確認しましょう。点数板や椅子・テントなどの配置や固定にも注意しましょう。
  3. 暑熱・寒冷、雨・雪などの気候に対する準備
    気温に注意し熱さや寒さ対策は十分行いましょう。高温や豪雨、大雪などでの競技は中止や続行の判断を誤らないように注意しましょう。

*これらケガや故障の予防は選手個人が注意するものとコーチや監督が注意するもの、審判や施設管理者や主催者が注意するものがありそれぞれが十分な準備を行いケガや故障の予防に努めましょう。