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こむら返りってなに?

スポーツ傷害Q&A

こむら返りとは?

腓腹筋は「ふくらはぎ」や「こむら」などと呼ばれており、この筋肉に持続的な強い筋収縮が原因で生じる腓腹筋痙攣を、俗に「こむら返り」といわれています。

こむら返りはどういう時に生じるの?

走っている最中などの急に筋肉に力が入ったときや水泳などで体が冷えたとき、夜間の睡眠時に生じることもあります。また、試合前など直度に緊張した状態のときにも生じることがあります。

こむら返りの原因は?

腓腹筋の疲労や血行不良、水分不足や電解質バランスの不良が関係しているといわれています。また、中枢神経の極度の興奮、緊張も原因の一つです。頻回に生じる場合は、糖尿病や内臓疾患などが原因のときも考えられます。

こむら返りの症状は?

足がつるといわれる状態で、ふくらはぎが硬く緊張して、足趾が底屈方向に固定されてしまいます。有痛性の筋の痙攣で、数秒から数分間持続します。

こむら返りの治療は?

起こったときの応急処置としては、膝を伸展位として、足関節を背屈位にもっていき、ふくらはぎをゆっくり伸ばします。

その後は安静やマッサージをおこなって、硬くなった筋肉を軟くします。夜間などに習慣的に起こり日常生活に支障をきたす場合は、筋弛緩薬や漢方薬などの薬物療法が有効な場合があります。

こむら返りの予防は?

スポーツ前後にストレッチ運動をしっかりと行うことや、発汗後の水分摂取や適当なミネラル分補給などです。筋肉の疲労を取ることも重要であり、マッサージなどで血行を良くすることも予防に効果的です。