「ロコモ」ってなに?
スポーツ傷害Q&A
「ロコモ」って何ですか?
「ロコモティブシンドローム」の略です。骨格、筋肉、関節、神経系など動くために必要な体の器官を総称して運動器といいますが、ロコモティブシンドロームとは運動器の障害により、立ったり歩くといった移動機能が低下した状態をいいます。進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。
まだ、わかりにくいですが
足腰が弱って転びやすかったり、痛みやしびれなどのために出歩くことが少なくなったりした状態は「ロコモ」といえます。要因としては運動器自体の疾患(変形性関節症、骨折や骨粗しょう症など)によるものと、加齢に伴う運動器の機能低下があります。運動習慣のない生活やスポーツ外傷・障害も関係します。
膝が痛くて変形性関節症といわれましたが、これは「ロコモ」じゃない?
変形性関節症が元で移動することが億劫になっていれば「ロコモ」といえます。このような疾患が元で結果として移動能力が低下していき要介護となることがあるからです。そのほかにも脊柱管狭窄症など神経の障害、骨粗鬆症なども「ロコモ」の要因といえます。
どうやったら「ロコモ」がわかるの?
普段の生活を思い返してみましょう。
ひとつでも当てはまれば、ロコモの心配があります。
「ロコモ」の予防法やトレーニングはどんなものがある?
開眼片脚立ち、スクワットが推奨されています。これらの運動で転倒しケガをする可能性もありますから、自分で安全にできる方法で始めてください。その他ストレッチやラジオ体操、ウォーキングやスポーツ全般は効果がありますので無理なく楽しく行ってください。下記にロコモのチェックとトレーニングのパンフレットをリンクしています(日本整形外科学会HPより)。
参考・引用
日本整形外科学会HP
http://www.joa.or.jp/jp/public/locomo/