第1回WEB講演会「Meet the 海外で活動する保健医療福祉団体」の開催

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第1回WEB講演会「Meet the 海外で活動する保健医療福祉団体」

―シロアムの園の活動の講演を通してー

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2021年度のプリンス・オブ・ソンクラ大学(PSU)の学生との日本における交流活動は中止となりました。そこで今回は、国際交流の機会を自ら発案し、2回のWEB講演会「Meet the 海外で活動する保健医療福祉団体」を企画しました。

第1回は、2021年10月21日(木)にケニアの障がい児施設シロアムの園代表者・小児科医の公文和子先生とソーシャルワーカーWinnie Warui先生を講師に迎え、公文先生より【ケニアの障がい児の療育と共生社会(日本語)】、Winnie先生より【特別なニードのある子どもたちへの包括的ケア(英語)】について講演していただきました。学生に加え教職員を含め総計59名が参加しました。

ケニアの障がい児支援施設であるシロアムの園について、実際に現地で働くお二人からエピソードを交えながら詳しくお話いただき、学びを深めることができました。ケニアを対象とする障がい児だけでなくその家族へアプローチ・育児指導を行うことで、特別なニードのある子どもたちへの包括的なケアの提供に繋がっていることを知りました。また、シロアムの園の活動だけでなく、現在のケニアの小児死亡率の推移・貧困状況・医療サービスの問題などについても図や写真を用いてわかりやすく教えていただきました。その国の文化・価値観を尊重した上で誤った知識を改め、正しい知識の提供・指導を行うことの大切さを学ぶことができました。

今回、海外の貧困地域における障がい児支援のあり方について学べたことで、日本においても看護師として対象者とその家族へどのような関わり方や支援ができるか、障がいを持ちながら生きる子どもとその家族の思いについて考え直す良い機会となりました。 講演会の終了後アンケートでは、講演会の内容に関してほとんどの参加者が満足したと回答しました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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