ご挨拶(センター長/副センター長) 

センター長挨拶 丸山眞杉(医学部長)

丸山眞杉 医師、看護師を初めとする医療人のあり方をめぐっては、様々な課題が山積しています。医師養成においては、卒前医学教育と卒後臨床研修における教育目標の重複、新専門医制度導入による専門医の地域別・領域別偏在への懸念、高齢化社会の本格的到来への対応などを解決していかなければなりません。看護師養成においても、急性期医療から在宅医療で活躍する看護師養成を目的とした特定行為研修制度が始まり、今後、卒前教育のあり方も見直されてくる可能性があります。また、医療安全教育や技能教育を効果的に行う手段としてシミュレーション教育の重要性は益々高まっており、ハード・ソフト両面での教育環境整備が不可欠となっています。女性医師の割合が将来的に4割に達すると予想される中で、その配偶者となる可能性も高い男性医師も含め、医療者のキャリア形成はますます多様化しており、将来を不安視する学生や若手医療者も増えてきています。 このような状況下にあり、本学医学部では、卒前教育6年、臨床研修2年、専門医養成3年の11年間を通して一貫した医師養成を支援・実践する臨床医学教育部門に加え、看護実践教育部門、医療シミュレーション教育統括部門、医療人キャリア支援部門の4部門を統合した医療人育成支援センターを2015年10月に新設しました。卒前・卒後・専門医を縦断的にマネジメントできる教育部門の設置や上記のような4部門を一元化した教育組織は全国的にもあまり例がなく、本学としても変動の激しい医療者養成分野に柔軟に対応していくための大改革として位置づけています。 本センターには現在7名の専任教員が着任しています。それぞれ違うキャリアを持つ全員30~40代の若手~中堅スタッフが、“本学の医学教育分野を強くする”という意気込みをもって、それぞれの個性と経験を活かして頑張っています。 本センターは、本学のスローガンである『世界を視野に地域から始めよう』を体現すべく、宮崎に根を張りながら、全国でも活躍できる視野の広い、リサーチマインドを有した医療人育成を目指していきたいと考えています。本センターの活動にご協力とご支援いただけますと幸いに存じます。

臨床医学教育部門教授挨拶 小松弘幸(副センター長)

小松弘幸 皆様、こんにちは。私は宮崎県日向市生まれで、宮崎医科大学出身(1998年卒)です。腎臓内科をsubspecialityとする内科医として診療・研究に従事しておりましたが、2006年より卒後臨床研修センター(専任・副センター長)、2008年より医学教育改革推進センター(准教授)で卒前・卒後教育に関わってきた経験をご評価いただき、この度、臨床医学教育部門長および副センター長を担当させていただくこととなりました。 臨床医学教育部門が果たすべき役割と達成すべきアウトカムは次の3点と考えています。①大学医学部教育の根幹維持:将来医師を目指す医学生としての自覚を促す早期医療体験や基本的診療能力の教育実践と共用試験・臨床実習後OSCE等による学習成果の評価、大学を中心に宮崎県全体を臨床フィールドとした臨床研修および専門医プログラムの展開、②人間性豊かな医師の育成:医療人としての態度・教養、コミュニケーション能力、医療倫理・医療安全、医療プロフェッショナリズムの4つを習得目標とした反復教育機会の提供、③地域社会への貢献と学際性の追求:若手医師の宮崎定着数増加と地域医療への貢献、リサーチマインドの涵養、教育成果の学内還元と全国・海外への発信、次世代医学教育者の育成、を達成すべきアウトカムと位置づけた活動の展開。この中で医療シミュレーション教育を積極的に活用し、医学生の頃から医師キャリアを考える機会も増やしていく予定です。 相当欲張った抱負ですが、志は高く!です。「教育は会議室でできるんじゃない!臨床の現場でできるんだ!」をモットーに、皆様のお力をお借りしながら着実に取り組み、全国から「宮崎モデル」と一目置かれる教育体制の構築を目指して頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ページトップへ