センター長 盛武 浩(医学部長)
このたび、医療人育成推進センター長を拝命いたしました。本センターは、臨床医学教育、看護実践教育、医療シミュレーション教育統括、医療人キャリア支援の4部門から構成されますが、それぞれ医学教育において極めて重要なミッションを遂行しながら、多くの卒業生、医療人を輩出してきました。
宮崎県ともしっかり連携しながら、シミュレーションセンター充実、地域枠入学者を中心としたキャリア形成卒前支援プランによるサポート体制構築も行っています。
さらに、2023年から共用試験(CBT・OSCE)の公的化により臨床実習生(医学)の認証が始まっており、その重要性は増すばかりです。今年は医学教育評価機構(JACME)の認証評価を受審予定です。
本センターの活動におきまして、今まで以上のご協力とご支援をお願い申しあげます。
臨床医学教育部門教授挨拶 小松弘幸(副センター長)
皆様、こんにちは。私は宮崎県日向市生まれで、宮崎医科大学出身(1998年卒)です。腎臓内科をsubspecialityとする内科医として診療・研究に従事しておりましたが、2006年より卒後臨床研修センター(専任・副センター長)、2008年より医学教育改革推進センター(准教授)で卒前・卒後教育に関わってきた経験をご評価いただき、この度、臨床医学教育部門長および副センター長を担当させていただくこととなりました。 臨床医学教育部門が果たすべき役割と達成すべきアウトカムは次の3点と考えています。①大学医学部教育の根幹維持:将来医師を目指す医学生としての自覚を促す早期医療体験や基本的診療能力の教育実践と共用試験・臨床実習後OSCE等による学習成果の評価、大学を中心に宮崎県全体を臨床フィールドとした臨床研修および専門医プログラムの展開、②人間性豊かな医師の育成:医療人としての態度・教養、コミュニケーション能力、医療倫理・医療安全、医療プロフェッショナリズムの4つを習得目標とした反復教育機会の提供、③地域社会への貢献と学際性の追求:若手医師の宮崎定着数増加と地域医療への貢献、リサーチマインドの涵養、教育成果の学内還元と全国・海外への発信、次世代医学教育者の育成、を達成すべきアウトカムと位置づけた活動の展開。この中で医療シミュレーション教育を積極的に活用し、医学生の頃から医師キャリアを考える機会も増やしていく予定です。 相当欲張った抱負ですが、志は高く!です。「教育は会議室でできるんじゃない!臨床の現場でできるんだ!」をモットーに、皆様のお力をお借りしながら着実に取り組み、全国から「宮崎モデル」と一目置かれる教育体制の構築を目指して頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。