宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

医局員ブログ

異動された研究室の先生方

2015年04月08日

今回、当科の研究室ではメンバーの卒業が相次ぎました。

 

長年、当科の研究グループを支えて研究していた十枝内先生が、志學館大学に教授として異動されました。十枝内先生は、筑波大学の体育でバトミントンをやっていた異色の経歴の先生ですが、運動神経がいいからか?非常に器用で、先生にしかできない実験手技が多数ありました。私たちの研究室としては先生の異動は大きな損失ですが、先生に多数の大学院生を指導してもらいましたので、残ったメンバーで研究を進めていきたいと思います。

 

南宮さんは、韓国からのポスドクです。韓国で素晴らしい研究業績をあげて私たちの研究室にきてくれました。その実績の通り非常に優れた実験手技を披露していただき素晴らしい成果をあげて、現在、NERP-2の脳室内投与による胃酸分泌調整の論文を投稿予定です。韓国に帰国後は、ソウル大学で研究を続けられます。

 

モインさんは、バングラディッシュからの留学生です。大学院2年目で既にNERP-1/2のインスリン分泌に与える影響の解析でBBRC誌に載る研究成果をあげました。その後、もう一つのNERP関連ペプチドのインスリン分泌に与える影響を解析し現在論文準備中です。大学院生の4年間で2本の論文に相当する研究成果をあげた大変優秀な学生でした。大学院を卒業後は、インスリン分泌の研究で著名なカリフォルニア大学バトラー教授のラボに留学することが決まりました。

 

3名とも写真の通り、穏やかで皆で仲良く協力して研究していましたのでいなくなり淋しいですが、皆さん素晴らしい研究室に異動となりましたので、今後の益々の発展を期待しています。

モインさんの大学院審査発表後(左から十枝内先生、モインさん、迫田、張さん)

 

リフォーム後の研究室(左からナズニンさん、モインさん、南宮さん)

 

代謝グループ 迫田秀之