泌尿器科代表疾病

当科で治療を行う代表的な疾患は以下の通りです。

宮崎大学医学部附属病院泌尿器科では、子供からお年寄りまでのさまざまな泌尿器科の病気に対して、最先端の治療を安全に提供できるように心がけております。このページでは、当科で治療する主な疾患、特徴的な治療法を行っている疾患を紹介します。現在、ご紹介していない治療対象の疾患も数多くあります。今後、掲載していきますので、ご期待ください。

排尿障害

トイレに行っても尿がではじめるまで時間がかかる、尿の勢いがない、尿がたらたらでる、排尿に時間がかかる、尿のきれが悪い、残尿感がある、尿がもれる、尿がもれそうになる。尿をがまんするのがつらい、トイレが近い、夜間特に近い、尿意が弱い。排尿や蓄尿に関する症状をならべましたがこういう症状はありませんか?症状が似ていても原因疾患が異なると治療が全く異なることがあります。これらの症状で多い疾患は前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱などですが、当科を受診していただければ適切に診断し、患者様の生活環境も考慮して適切な治療を行います。

前立腺肥大

排尿や蓄尿に関する症状をもった男性に最も多くみられる疾患です。尿がでにくい、時間がかかる、夜トイレに近いなど人により症状は様々です。10数年前より効果の高い薬が開発され、たいていの場合投薬で症状が落ち着きます。また、薬のみでは軽快しない方には手術もあります。経尿道的手術といって尿道から電気メスつきの内視鏡をいれて尿道を塞いでいる前立腺をかつおぶしを削るような要領で切除してつまった尿道を広げる方法です。おなかをきらない手術ですので比較的短い期間の入院ですみます。

腹圧性尿失禁

咳、くしゃみや不意にたちあがったりするときに尿もれを起こすもので、骨盤を支える筋肉のゆるみが原因です。軽い場合は失禁体操で軽快しますし、重症なものでもTOT、TVTという骨盤の筋肉をメッシュテープで補強する手術でたいていの場合軽快します。健康的な方であれば木曜日入院、金曜日手術、土曜日または日曜日退院、月曜日から仕事ということも可能ですので仕事をされている方でも比較的受けやすい手術です。もともとこれらの手術は安全ですが当院ではより安全になるように補助器も開発しております。症状の軽い方や特に手術を考えていない方でも受診していただければ相談に応じます。