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桂木教授の部屋

産婦人科新入医局員歓迎会

4月18日宮崎市観光ホテル山吹で2025年度宮崎大学産婦人科新入医局員歓迎会が行われました。今年の入局者は山口三千華先生、増田樹先生、谷口愛友子先生、中田野乃佳先生の4名です。

会の半ばで新しい取り組みとして新入医局員の先生方を入局までの逸話話なども含めて既存の医局員の先生にご紹介頂きました。古賀病院、県立延岡病院の先生、土井先生からはビデオレターでも暖かいメッセージを頂きました。

私は挨拶の中で新入医局員の先生には産科チーム、婦人科チーム、NICUチームの中でチームメンバーへの感謝の心を忘れないで欲しい。いつもありがとうございます、の言葉を胸に留め仕事に臨んで欲しい。優しい心を持ってチームメンバーと接して、患者さんによりそう医療を行って欲しい。そうすれば1年もすれば知識、技術、体力のバランスの取れた産婦人科医師に成長する事ができます。と挨拶させて頂きました。

どの診療科でもそうだと思いますが、専攻医となって最初の1年間は特に成長著しい期間です。この中で若い4名の皆様は是非、基礎的な診療技術、夜間の緊急対応、婦人科領域、新生児医療、周産期医療における考え方、対応など学んで頂ければと思います。宮崎大学産婦人科では専攻医2年目は宮崎市郡医師会病院、古賀病院、県立延岡病院、県立日南病院、国立都城医療センターなどで一般産婦人科医療に従事して頂きます。全てスタッフ枠での勤務待遇となります。

コロナ禍も終わり、産婦人科でも久しぶりに心おきなく、歓迎会を終える事ができて、ほっとしています。歓迎会から1週間あけて、母体搬送、子宮体癌、卵巣癌の手術、低出生体重児の緊急帝王切開、オープンキャンパスの打合せなど目まぐるしく1週間が過ぎていきました。

先ほど、専攻医1年目は急成長の時期だ、と書きました。しかし、最も大事な事はオン・オフの区別をしっかりとつけた仕事・家庭生活を切り分け、両者共に充実させる事だと思います。その切り分けをしっかりとして真に成長した専攻医1年間を送れる事をスタッフ一同応援しています!少子化の中で、地域医療を支える事が益々重要になってきています。宮崎県の医療は、1年後に大きく産婦人科医として成長した皆さんに大きな期待がかかっています。皆さんはこの環境の中で、間違いなく知識・技術が大きく成長します!1年間一緒に成長して参りましょう!