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桂木教授の部屋

すずかけ太鼓農学部3年生太田瑞葵さん紹介

私は宮崎大学すずかけ太鼓部の顧問をしています。すずかけ太鼓部農学部3年生太田瑞葵さんに自己紹介をしてもらいます。太田さんはすずかけ太鼓の音色に見せられ農学部2年生の時期に入部しされました。和気あいあいと充実した部活生活と農学部の学業に頑張る熱心な学生さんです。

太田さんには①宮崎、宮崎大学の良さ ②すずかけ太鼓部で学んだこと ③どんな社会人になりたいか に関してご意見を伺いました。

①宮崎、宮崎大学の良さ 宮崎の良さはなんといっても自然豊かなところではないでしょうか。私は幼い頃から動物が好きで、農畜産に特化したここ宮崎で畜産を学ぶために宮崎大学に入学を決めました。大学の付属施設も十分に整っており、付属牧場での活動や実習が盛んなのも宮崎の環境、自然の良さの現れだと思っています。加えて大学の近くに青島があるのはとても魅力的です。実家も海の近くだったので海辺に気軽に散歩が行けるのがたまらないですね。

②すずかけ太鼓部で学んだこと これはすずかけに限った話にはならないかもしれませんがやっぱり人との繋がりの尊さを改めて学ばせてもらってると思います。私は2年生の前期から始めたすずかけ太鼓だったので同期よりは1年遅い入部となってしまいました。先輩も同期も分け隔てなく接してくれて、馴染めるか不安だなという私の想いは杞憂に終わりました。1年遅かろうが2年遅かろうがこのメンバーはみんな私のことを丸ごと受け入れてくれました。類は友を呼ぶとはよく言ったもので、太鼓部のメンバーは個性はあっても根はみんな同じ。優しさとユーモアをもった彼らに私はとても救われました。

後列、向かって右側(黒いヘアバンド)が私太田瑞葵です。発表が終わり、熱気ままならぬ興奮の中、撮りました! すずかけの仲間最高です! 演奏を聴いてて頂いた皆様どうもありがとうございました。私達も頑張りますので、みなさんも一緒に頑張っていきましょう。

③どんな社会人になりたいか 私は、かつて6歳から追い続けていた夢を途中で諦めた経験があります。先月、この目標を諦めなければもっと違う未来があったかもしれないと強く思う経験をしました。
その後悔から、これからは自分で決めた目標に真っ直ぐ向き合い、最後まで努力を続けられる社会人でありたいと考えています。
過去の失敗を力に変え、成長し続けることを大切にしたいです。

日頃の私の実習風景です。牛が健康に育ちますように。まだまだ、勉強中ですが、農学って本当に深い学問だなーと思います。これからも頑張ります。

以下顧問 桂木の感想です。

宮崎大学の農学部畜産学科は太田さんが言われるように、とても全国に名の知れた学科です。さらに宮崎牛は全国でもいわずもがな国内品評会で全国のトップクラスである事は宮崎県人の誇りとするところであります。宮崎のこの農学部畜産学科としてのアカデミアと、産業としての鶏、牛、豚などの畜産業は益々栄えていってほしいなと思います。太田さんをはじめとする若い人材が夢と希望をもって宮崎大学農学部に入学され、すずかけ太鼓部で青春を謳歌し、人との連携を大事に大学生生活を送っている事はとても素晴らしい事です。『根っこで繋がっている』と太田さんは書かれていますが、まさに、この大自然の中で、農業の発展、推進に関わる将来希望を持ち、医学部学生との横のつながりも大事にしている太田さんは将来多くの友人を持ち、幅広く活躍できる社会人になると思います。

「2年生で入部し、周囲より1年遅れたが、友人に助けられた」、という部分が私はとても好きです。将来社会にでれば、自分と同じ環境で育ってきた人はあまりいません。ですが、自分の考えを伝え、相手に学び、知恵を融合する事で私たちは日々家庭内関係・職場の実績等を発展させています。

私の専門である医学に置き換えれば、重症例を助けるためには他科との連携、多職種との連携が常に求められます。患者さんの状態が変化する速度は本当に速く、まったなしの状態が続きます。更に緊急時にはこれまで生かしてきた知識・技術・態度の最上級のものを求められる事もあります。太田さんのように『医学部という他科との交流を常に行い、1年遅れて入ってきたが、周囲に学ぶ姿勢を持ち続けている』 このような事は社会にでてからの『最上級の対応』にとても役立つと思います。残り1年余りの学生生活ですが、宮崎での思い出を沢山作ってくださいね!